キャッシュレス化にする事のメリット
昨今、スマートフォン機能の発達や様々なポイントサービスの出現によって、キャッシュレス化が急激に進んでいます。
飲食店におけるキャッシュレス化も増えており、導入する事で顧客サービスの向上や業務効率の改善、さらには売上の増加に貢献されています。
業務の効率化
現金管理に関わる管理コスト(売上の計算や銀行への入金などの作業時間)が減少し、従業員の負担が軽減され、他の業務に集中できるようになります。
釣銭の準備に金融機関へ行く時間や、レジ締め作業、違算チェックなどを考慮すると、月に約30~40時間ほどの時間がかかると言われています。
キャッシュレス決済を導入する事で、作業に必要な人件費の削減にも繋がります。
顧客満足度の向上
キャッシュレス決済を利用することで、支払いが迅速かつスムーズになり、お客様の利便性が向上します。
また、多様な決済方法を提供することで、さまざまなニーズに対応できるようになるだけでなく、レジ関連作業が不要になり、その時間をお客様とのコミュニケーションに費やし、アップセルの提案、顧客満足度向上の時間に活用できるようになります。
支払いの効率化
現金の取り扱いや釣り銭の用意が不要になるため、会計処理が迅速になります。
特にピーク時のレジ待ち時間を短縮したり、会計ミスによるヒューマンエラーを回避することができます。
売上の向上
キャッシュレス決済は、お客様が簡単に支払処理を行えるため、衝動買いや追加注文を促進する効果があります。また、現金を持ち歩かないお客様も増えているため、いつでも気軽に立ち寄れるようになり、来店の機会を逃しにくくなります。
セキュリティの向上とデータの活用
現金の取り扱いが減ることで、盗難や紛失のリスクが低減します。また、キャッシュレス決済は取引履歴の情報がデータとして記録されるため、不正行為の発見や対策も容易になります。
お客様の購入履歴や支払いデータが自動的に記録されるため、売上分析やマーケティングに役立てることができ、お客様の嗜好やトレンドを把握しやすくなります。
衛生面の改善
現金の受け渡しがないため、手指の接触が減り、感染症の予防にもつながります。 特にCOVID-19のような感染症対策として有効です。
決済サービスプロバイダーの選定
決済サービスを提供しているプロバイダーは複数あります。(Square、PayPal、Stripe、Airペイなど)
各プロバイダーを調査し、手数料、導入コスト、サービス内容などを比較し、自分の店に合ったプロバイダーを選定する事が重要です。
モバイル決済、クレジットカード、QRコード決済など、どの種類のキャッシュレス決済を導入するかを検討し、決定するとよいでしょう。
契約とアカウントの作成
選定したプロバイダーのウェブサイトから申し込みを行います。必要な情報を入力し、アカウントを作成します。
利用開始には、各プロバイダーの審査があります。審査が承認されると契約が成立します。
契約書類の確認と署名が必要になる場合がありますので、詳しくは、各プロバイダーに問い合わせてみるとよいでしょう。
機器の準備
決済プロバイダーから提供される決済端末やカードリーダーを受け取ります。これには、モバイル端末やタブレットと連動するものも含まれます。
機器の準備ができたら、端末を店舗内に設置し、Wi-Fiやインターネット接続など、必要な設定を行います。
ソフトウェアのインストール
プロバイダーの専用アプリをダウンロードしてインストールし、アカウント情報や店舗情報をアプリに入力し、設定を完了させます。
従業員のトレーニング
従業員に対して、端末の使い方やトラブルシューティングの方法をしっかりと伝え、スムーズに対応できるよう育成しましょう。
お客様への告知
キャッシュレス決済が利用可能であることを顧客に知らせるためのポスターやステッカーを店内に掲示しましょう。
また、店舗のウェブサイトやSNSでも、キャッシュレス決済を導入している事を掲載することで来店数を伸ばす効果もあります。
運用開始
キャッシュレス決済が開始されたら、実際の取引履歴を確認し、正常に決済されるかを確認し、取引履歴や売上や注文数など分析して、売上アップの対策に活用しましょう。
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