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提供時間によって顧客満足度が変わるってホント? スピーディーな提供で、めざせ、顧客満足度UP!!

皆さん、突然ですが、質問です。

お客様がご来店されてから、ファーストオーダーの提供まで、何分くらいでお出ししていますか?

「今日は暑いなー!のどカラッカラだし、冷たいビールでも飲もうぜ!!」と、やってきたお客様。

でも、お店が混んでて、提供に時間がかかってしまう、そんな経験はありませんか?

提供時間が遅い飲食店は、ほぼと言っていいほど、顧客満足度が低くなってしまいます。

提供時間を意識して、スピーディに提供する事で、お客様の満足度は大きくかわります。

本記事では、料理の提供時間についてご紹介します!

シチズン時計様が過去に調査した結果によると、待ち時間が10分を経過すると、お客様の心情としてイライラし始めると言われています。

ランチタイムや、時間制の焼肉店など、限られた時間内に食事を済ませたい方にとっては、その気持ちも分からなくないなぁ、というのが筆者の率直な感想です。

逆から見れば、5分以内になんらかの注文分を提供して時間を稼ぎ、その間に料理を用意する事で、お客様が歓談している間に料理を提供すれば「おっ、きたきた!」という期待度を継続でき、お客様に喜んでいただく事ができそうです。

では、5分以内に提供できるものとは、どんなものでしょうか。

ファーストドリンクをスピーディーに提供する事で、お客様はすぐにノドを潤し、メニューブックを見ながら料理を注文していきます。

まさに、お客様満足度を上げるキーのひとつとして、ファーストドリンクを何分で出すか、が、重要なキーとなります。

まずは3~5分以内にファーストドリンクを提供することを意識してみましょう。

冷たいものは、キンと冷えた状態で、温かいものは、湯気や香りを楽しみながら味わう。

これこそが、外食の楽しみであると言っても過言ではありません。

  • 10名以上の予約の場合は、先にファーストドリンクの内容をヒアリングしておく

    団体予約時において、手動で注文を受けてから準備し、提供する事はとても手間がかかります。 例えば、Webで予約を受ける際に、ファーストドリンクを先に回答していただいたり、電話やメールなどでヒアリングをしておけば、来店時間に併せて準備ができ、ササっと提供する事ができます。

  • 飲み放題や、前菜をビュッフェスタイルにするなど、お客様が自分でドリンクや料理をピックアップできるカウンターを作ってみる

    最近は、「オールインクルーシブ」と言って、利用料金の中にドリンクの飲み放題の費用を組み込み、ドリンクの飲み放題コーナーを設置してお客様ご自身で自由に飲んでいただける仕組みを採用する宿泊施設が増えています。

    例えば、お通しとして、前菜のおつまみをビュッフェスタイルにして自由にお客様がピックアップできるようにすると、お通しを盛り付けたり、提供する時間が不要となり、その分をキッチンスタッフが料理に集中できるようになり、スピーディに提供する事が可能になります。

  • モバイルオーダーシステムなどを導入し、注文が自動的にキッチンへ連携される仕組みを作り、オーダーの手間を省く仕組みを作る

    モバイルオーダーシステムを導入すると、注文した内容と卓番が紐づき、どのテーブルからどんな料理が注文されているかを簡単に連携できます。 注文がスムーズに流れるようにすることで、注文ミスや時間の無駄を減らしたり、注文が即座にキッチンに届くようにすることで、待ち時間を短縮できます。

    また、キッチンスタッフとホールスタッフの連携を強化する事で、+αとして、おすすめを提案するなど、サービスクオリティーをUPし、お客様の満足度を上げられるようになるでしょう。

  • 注文から提供までの作業プロセスや仕込み内容を見直し、コンパクトに提供できるようにする

    営業前に仕込みを徹底することで、料理の提供時間を短縮します。特に、時間のかかる調理工程を事前に準備しておくことが重要です。

    また、調理に時間がかかるメニューや複雑なメニューを減らし、提供時間を短縮します。人気のあるメニューに絞り込み、回転率を上げることや、優先順位も意識するよう、スタッフ教育をしておく事も大切なポイントです。

いかがでしたか?

提供速度や優先順位を意識して、やオペレーションの見直しをすれば、ドリンクや料理の提供スピードを速める事ができます。

もしも遅くなってしまうとしたら、何が原因なのか、人員なのかオペレーションなのかを検証し、改善を行うことが大事です。

お客様に楽しくお食事して、再来店していただくためにもぜひ、スピーディな提供に取り組んでみてくださいね!