飲食店が上げるべき『QSC』について考えよう
飲食店で働いている皆さま、お疲れ様です!
飲食店を運用するのは、仕事量も多く、時には大変に感じる日もあるのではないかと思います。
皆さん、毎日の営業を続ける中で、飲食店経営の基本要素である『QSC』って、意識されていますか?
QSCとは・・・・
Quality(クオリティ)、Service(サービス)、Cleanliness(クレンリネス=清潔さ)を指す、飲食店経営の基本要素。
『QSC』を高める事で、お店のイメージやリピート率が上がれば、すなわち、お店の売上にも直結していきます。
今日はこの『QSC』について、一緒に考えてみましょう!
『QSC』を高めることには、どのような効果があるか、考えてみましょう。
顧客満足度の向上
高品質な食材や料理(Quality)、快適で親しみやすいサービス(Service)、そして清潔な環境(Cleanliness)を整えることは、お客様の満足度向上につながります。
お客様の満足度が高まることで、リピーターになりやすく、口コミによる集客も期待できます。
リピート率の向上
顧客が「また来たい」と感じる環境を提供することで、リピート率が向上します。特に飲食店においては、常連のお客さまの存在が売上の安定に直結します。
ブランドイメージの向上
清潔で高品質なサービスを提供する店舗は、信頼されやすく、ブランドイメージが向上します。これにより、特に新規顧客に対しても「安心して利用できるお店」として認識されるようになります。
差別化の実現
多くの飲食店が競合している中で、品質やサービス、清潔さを徹底することは他店との差別化につながります。他のお店よりも魅力的な選択肢として選ばれることが期待できます。
従業員の満足度・モチベーション向上
清潔で働きやすい環境や、しっかりした品質管理が行われている店舗は、従業員のモチベーションや満足度も向上しやすいです。働きがいのある環境が維持できれば、離職率の低下にもつながっていきます。
衛生面での信頼性確保
飲食業界では衛生面の信頼は非常に重要です。清潔さを保つことで、食中毒などのリスクを減らし、お客さまや保健所当局からの信頼にもつながるでしょう。
収益性の向上
高い品質とサービスにより顧客満足度とリピート率が高まることで、結果として収益も安定しやすくなります。
また、信頼されることで希少価値のある高単価商品の提供も可能となり、売上の増加にもつながります。
ポジティブな口コミやオンライン評価の獲得
高品質で清潔な店舗は口コミサイトやSNSで好意的なレビューを得やすく、これが新規顧客の獲得にも大きく影響します。
ポジティブな評価は広告費をかけずに多くの人に知ってもらうための強力なツールです。
また、評価の高い飲食店は、TikTokやYouTubeのまとめ動画などにも取り上げられやすく、インフルエンサーによる紹介動画などからも、集客効果が得られる場合もあります。
このように、『QSC』をバランスよく高めることで、お客様の信頼を高め、お店にとってもさまざまなメリットが生まれます。
お店の知名度や信頼度が高まれば、必然的にメディアで取り上げられるなどの効果もあり、結果的に売上のアップにつながり、従業員の給与にも反映していけば離職率も下がり、求職率を↑げる事で人材の確保にも効果的です。
厳選した食材を仕入れる
安全な食材を仕入れることは、極めて重要であり、お客さまにもっともアピールしやすい方法です。
メニューの改善と見直しを行い、安全な食材を使っている事を伝える
仕入れるだけでなく、商品名に産地や、生産者さまのキーワードを入れる事で、さらにその信頼度を高めましょう。
《例》
宮崎県『尾崎牛』熟成ステーキ
生産者『〇〇』さんも唸った、経産牛のやわらか赤身ステーキ
キッチンスタッフの調理技術を向上し、盛り付けや温度も意識する
同じメニューを出し続けるのでは、お客さまも飽きてしまいます。数か月に一度、お客さまの好みやトレンドに合わせて、定期的にメニューの見直しや改善を行い、飽きさせない工夫をしましょう。
料理の見た目や温度も重要なポイントです。思わず写真を撮ってSNSで自慢したくなるような盛り付けや、五感で味わう温度を意識し、いちばんおいしさを伝えられる温度で提供しましょう。
ホスピタリティや個別対応力の強化
お客さまに、笑顔を向けているか、自分の顔を見たことはありますか?実は、忙しくて顔がこわばってしまい、その様子がお客様に不快感を与えてしまう事もあります。
毎日必ず、フロアに立つ前に、自分が笑顔になれているか、手鏡でチェックをします。開店前の打ち合わせ時に、お互いに確認してみるのもよいでしょう。
お客さまに、スタッフやお店の温かさや丁寧な接客ができるよう教育をすることで、親しみやすさや、お店に通いたいという購買意欲が生まれ、リピーター獲得につながります。
リピーターを増やすための顧客管理やご案内の実施
お客さまとの会話は、予約管理システムの顧客情報や、店舗の共有カレンダーなどに情報を記録しておきましょう。
お誕生日などの記念日前に「おめでとうございます!」などのメッセージを添えて、来店を促すメールを送ったり、来店時にサプライズでデザートプレート等をご提供する事で「覚えていてくれたんだ!」という喜びや特別感が生まれ、お店のリピーターにつながりやすくなります。
スタッフのモチベーション向上
お店を繁盛店にするためには、スタッフの存在が極めて重要です。雰囲気の悪いお店には、お客さまは近寄ってきません。
お店の従業員のよい所は拡散し、スタッフのネガティブな部分がある場合は、それをどのようにしたらカバーが出来るか、しっかりと対話をしながら、対策をする事も大切です。
働きやすい環境や感謝の気持ちを伝える、給与に反映するなどして、スタッフが気持ちよく働けるようにすることで、自然とサービスの質も上がります。
徹底的な清掃
飲食店の衛生面については、お客さまの関心度も高く、なんらかの不衛生な点が見つかった場合、意図せずSNS等で炎上し、お店のブランドイメージを損なってしまうニュースもたくさんあります。
厨房や客席、トイレなどの清掃スケジュールを細かく設定し、日々の清掃を徹底しましょう。特に衛生面に影響を与える厨房の清掃には重きを置き、害虫駆除やマットの交換なども定期的に行いましょう。
消毒の強化
コロナ禍においては、一般のお客さまも消毒に大きな関心を寄せており、細かくチェックをしているケースもあるようです。
テーブルや椅子、メニュー、ドアノブなど、顧客が触れる場所は頻繁に消毒を行い、安全にお客様をお迎えしましょう。
ダスターも加熱消毒も毎日行い、テーブルを拭いた後に臭いが出たりしないよう、入念に対策をしてください。
スタッフの衛生管理
手洗いや身だしなみ(爪や髪の清潔さ)を徹底し、衛生に気を配った服装を心がけましょう。
ヘアスタイルや紙の色、メイクやネイルなどの自由度が高まる傾向にありますが、料理に髪の毛やネイル片が混入するなどが発生すると一大事になります。
最低限のモラルを守り、キッチンスタッフには調理用の帽子やエプロンを使用するなどして、安全対策を実施してください。
整理整頓の習慣化と衛生チェックリストの作成
作業台や棚などの整理整頓を習慣づけ、必要な物がすぐに取り出せる環境を整えることで、見た目も清潔で、作業効率も向上します。
また、定期的な衛生チェックを行い、清掃が行き届いているか、問題がないかを管理しましょう。
開店前や閉店後にチェックリストを活用すると、一定のルールに沿って管理できるため、効果的です。
いかがでしたか?
本記事では『QSC』の重要性についてご紹介しました。
『QSC』は、お客さまの満足度を上げるだけではなく、売上アップや、結果として、従業員満足度にもつながる重要な経営の基本要素です。
自分の店ではどんなことを取り入れていったらよいか、ぜひ、スタッフの方とコミュニケーションしていただき、毎日の営業に取り入れてみてくださいね!
favyは、飲食店様のご繁盛と、スタッフの皆さまが笑顔で輝ける未来を全力で応援しています!
本件に関するお問い合わせは、favyカスタマーサクセスチームまでご連絡ください。
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