業務上使用する車両の日常点検用のチェックシートです。
特にバスやタクシーなど「社会のインフラ」を支える業界では国土交通省の管轄法令(道路運送法、旅客自動車運送事業運輸規則など)に基づく管理項目が多くその遵守も求められます。
本日の運行があるかどうかを最初の質問でチェック
運行がない場合→「いいえ」でレポート完了
運行がある場合→「はい」の条件分岐で点検項目へ
車両の種類や設備によってチェック項目が異なる場合には、ひな形を分けて運用(例:ETC搭載のあり・なし等)
車両点検時、逸脱した項目についてのみ「写真撮影」や「運行管理者へ連絡」といった次の行動を指示する質問を出します
記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!
■逸脱時の通知設定
ひな形の構成は極力シンプルに、現場で記録者が記録しやすいように作成しますが、
逸脱があった場合のみ特定の通知先を設定し、素早く異変に気付く・遠隔でも即時情報共有ができるように工夫ができます。
日によってどの車両をどの運転士が点検するか固定されていない場合には、
スケジュールを車両ごとに分けると車両の運行状況も含めて管理がしやすくなります。
記録者の画面からは、車両名のついたスケジュールが表示されるため、今日担当する車両のみ記録を行い、運行がない車両は「本日の運行有無」を確認する質問を最初に入れて条件分岐を使って必要な質問だけに回答していきます。
毎日レポートを完了させることができるため、未完了や期限切れのスケジュールがなくなり記録漏れを防ぎ、分かりやすい表示にすることができます。
記録者からの画面の見え方▼
■記録アプリ(Web)
日によって業務有無が分かれる場合、ひな形の最初の質問に「本日の業務有無」を確認する質問を入れると便利です。
業務なし→レポート完了
業務あり→条件分岐から次の質問へ遷移
例えば、製造日報や従業員の健康チェックにも応用できます。
以上、車両日常点検チェックをカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。
ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!
※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。