お花屋さん向けの定期購入活用事例

羽柴咲子2025-02-16

・お花のサブスクリプションサービスの効果的な設計方法を理解できる

・定期購買アプリを使った具体的な実装方法を習得できる

・お客様の継続率を高めるための施策を学べる

お花のサブスクサービスとしてよくあるパターンは「決まった周期でフローリストが厳選した旬のお花をお届けする」というもの。

ユーザー目線に立つと、例えば下記のような理由で、1つのお花屋さんでお花の定期購入をすることは結構ハードルが高い場合があります。

・フローリストさんによって選ぶお花のイメージが異なるため、自分の家に合うか不安

・梱包の仕方など、どのような状態・品質のお花が届くかわからない

今回は、そういった課題を解決するためのサブスク設計をご提案します。

気軽に始めていただけるように、「お試しプラン」なるものを用意する。

※あまりプランが多いと、ユーザーが迷ってしまい購入を後回しにしてしまいやすくCVRが低下しやすいため注意

それぞれの「購入する」ボタンを押下すると、Shopifyのチェックアウト画面に遷移

※定期購買アプリの「BuyLink機能」を利用すると、商品ページやカートをスキップして、そのままチェックアウト(決済)に遷移させるリンクを作成いただけます。

こちらはテーマに応じて複数プランを設けるパターンです。

毎回何が届くかわからないワクワク感があることに加え、ある程度好みのテイストをユーザー自身で選べることが特徴です。

  1. 商品管理画面上に、「モダンテイストプラン」「ナチュラルテイストプラン」「JAPANDIテイストプラン」の3商品を登録。

  2. 定期購買アプリ管理画面>プラン設定>商品の選択にて、「モダンテイストプラン」「ナチュラルテイストプラン」「JAPANDIテイストプラン」の3商品を全て同じプラングループに紐づけると、商品変更機能を使用して契約途中でテイストを変更することが可能です。

ブランド自体にファンが多い場合は、1プランのみの完全お任せ定期便もおすすめです。

  1. 【おまかせ定期便】というような名称の商品を作成する

  2. プラン設定にて、プラングループ、プランを作成する。

    必要に応じて、購入周期を複数用意(周期の異なるプランを作成)して、ユーザー側で購入頻度を選択できるようにするのもおすすめ。

    ※プランが多すぎるとユーザーが迷ってしまいCVRが下がる場合があるため、最大でも5プランぐらいが目安です。

  3. 必要に応じて、Shopify管理画面>商品管理>該当の商品>購入オプション>「この商品を定期購入としてのみ販売する」を有効にする。

    有効の場合:商品ページを定期販売のみに限定することが可能

    無効の場合:商品ページ上で定期購入と通常購入両方

回数に応じたプレゼント施策で、LTVの向上を狙います。

初回は切花栄養剤を同梱、10回目購入時にオリジナルフラワーベースをプレゼント

  1. 定期購買アプリ管理画面>一般設定>タグ設定>注文管理タグ>「注文回数」を有効にします。

 有効にすると、Shopify管理画面>注文管理>各注文情報のタグ項目に、注文回数タグが付与されるようになります。

  1. 付与されたタグ情報を、配送システムとの連携、ShopifyFlowの使用、自社発送作業時の目安として利用する。

    こちらの記事も併せて参照ください:特定回数の注文時に商品を追加する方法