在庫や棚卸しをCSVエクスポートすると、商品に登録した仕入価格・販売価格×在庫数で在庫の金額を計算することができますが、仕入価格が変動する場合、ロジクラに自動で計算する機能はありません。
手動での計算となりますが、以下に運用例をご案内いたします。
① 入荷時に仕入単価を登録し、入荷履歴、出荷履歴、在庫数を計算して棚卸し資産を計算する
入荷時の仕入単価に変動する単価を登録し入荷する
入荷時に登録した単価は入荷実績でのみ保持される、在庫には登録されない
出荷時は仕入価格に関わらず出荷される
入荷実績CSVエクスポート、出荷実績明細CSVエクスポート、在庫(詳細)CSVエクスポートを実施、各種CSVを保存する
各CSVを表計算ソフトで開き、入荷数-出荷数=在庫数×入荷時に登録した単価=棚卸し資産として計算する
先入先出の場合、入荷した数量に対して出荷した数をマイナスしたあと、残った数量をもとに入荷データを参照していくらで仕入れた在庫であるか確認する
② ロット管理、有効期限管理機能を代用して棚卸し資産を計算する ※Premiumプランのみ利用可能
すべての商品をロット管理対象とする
入荷時にロット番号=仕入単価、有効期限は100年後の入荷日を登録する
出荷予定から出荷する際に、有効期限の近い在庫から引当されるため、先入れ先出しになる
在庫一覧をCSVエクスポートし、在庫数×ロット番号=棚卸し資産として計算する
※ こちらの方法は在庫に実際の有効期限登録が不要なケースで可能