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Exchange メールボックスのプロパティを変更する

Exchange PowerShell を使用してメールボックスのプロパティを変更すると、さらに便利にご利用いただけます。

ナイスモバイル • MAXHUBサポートチーム2024-12-09

本ページはMicrosoft Learnを参考に作成しています。Microsoft 365の環境によっては同じように設定ができない場合がございます。その場合はライセンスの販売元に問い合わせを行い、適切なサポートを受けてください。

リソースアカウントの設定をカスタマイズすることで、組織外の人間からの招待メールを処理したり、Direct Guest Join機能でWebexやZoomのWEB会議に参加したりできます。

  • Windows PowerShellを「管理者として実行」します。

  • 次の構文を使用し、PowerShellの実行ポリシーをRemoteSignedに変更します。「実行ポリシーを変更しますか?」と聞かれるので"y"を押してEnterキーを押します。

Plaintext
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
  • Exchange Online PowerShell モジュールをインストールします。

Plaintext
Install-Module -Name ExchangeOnlineManagement
  • モジュールをインストールしたら、モジュールを読み込みします。

Plaintext
Import-Module ExchangeOnlineManagement

・次の構文を使用し、Exchange Onlineに管理権限のあるユーザーのメールアドレスを指定して接続します。表示されるサインイン ウィンドウで、パスワードを入力し、「サインイン]」をクリックします。

Plaintext
Connect-ExchangeOnline -UserPrincipalName example@example.com

・作業が完了した後は次の構文でセッション切断をしてください。

Plaintext
Disconnect-ExchangeOnline

運用の要件に基づいてメールボックスのプロパティを設定してください。特に推奨のプロパティは赤字で表示しています。

変更するプロパティが決定したらPowerShellで下記のようにコマンドを実行します。

Plaintext
Set-CalendarProcessing -Identity example@example.com -AddOrganizerToSubject $false -DeleteComments $false -DeleteSubject $false -ProcessExternalMeetingMessages $true -RemovePrivateProperty $false

  • AutomateProcessing: AutoAccept

    会議の開催者は、人間の介入なしに部屋の予約の決定を直接受け取ります。

    本設定は必須です。

  • AddOrganizerToSubject: $false

    会議の開催者がタッチコントロールパネルの件名に表示されません。

  • AllowRecurringMeetings: $true

    定期的な会議が受け入れられます。

  • DeleteComments: $false

    Teams Rooms デバイスでDirect Guest Joinの参加ボタンを作成するために必要です。

  • DeleteSubject: $false

    受信したイベントの件名をタッチコントロールパネルに表示します。

    イベントの件名を表示させたくない場合は、$trueに設定してください

  • ProcessExternalMeetingMessages: $true

    組織の外部で開催された会議出席依頼を処理するかどうかを指定します。 このオプションにより、外部ユーザーからの招待メールを内部ユーザーがリソースアカウントに転送することができます。

  • RemovePrivateProperty: $false

    非公開の会議を開催した際に、タッチコントロールパネルに「プライベート会議」と表示されるようになります。

  • AddAdditionalResponse: $true

    下記のAdditionalResponse で指定されたテキストが会議出席依頼が承認されたときに自動返信されます。

  • AdditionalResponse: "任意の文章"

    会議の承諾本文に追加するテキストを編集できます。

次の構文を使用して、指定したリソースアカウントの現在のプロパティを確認できます。

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Get-CalendarProcessing -Identity "example@example.com" | Format-List