最適なPOPはどのデザイン?!計測URLをPOPにつけて、POPの最適化をする方法
POP(ポスターや、テーブルに置くスタンド型の掲示物など)やチラシの制作には、多額のコストが発生します。
どのような内容の掲示物が最も効果的で、申し込み率が高くなるのかを知り、その傾向に合わせた設計をする事が大切です。
複数パターンのPOPやチラシなどに、計測URLをつけたURLの入ったQRコードを入れて配布する事で、ユーザがどのような内容に対して興味を持ち申し込みをしたか、ユーザの興味度を確認する事ができます。
このテストをABテスト(スプリットテスト)と言います。 本記事では、ABテストのメリットと、実施方法についてご紹介します。
ABテストを実施することで、より精緻なマーケティング戦略として、ユーザの反応を確認する事ができ、ビジネスの成功につなげることが可能です。
ABテストの実施には、以下のようなメリットがあります。
ユーザー行動の背景にある心理や潜在意識の取得
ABテストを行う事で、テスト結果からユーザーの好みや行動パターンに関する貴重なインサイト(ユーザー行動の背景にある心理や潜在意識)を得ることができます。 この結果によるユーザの傾向を把握する事で、さらに効果的なマーケティング戦略やプロダクト開発を行うことができます。
データに基づく意思決定
異なるパターンのPOPを使用したテストを行う事により、ユーザの申し込み数を直接比較することで、データに基づいた意思決定ができます。
ユーザー体験の最適化
ユーザーがどのような内容や、ビジュアルに対して購買意欲が発生するのか、最もポジティブな反応を数値で知ることができるため、効率率的に最適なPOPの制作や施策を実施する事ができるだけでなく、ユーザー体験を向上させる効果に期待できます。
コンバージョン率の向上
キャッチコピーや内容、デザイン、機能の効果をテストすることで、より高いコンバージョン(申し込み)率を達成するための最適な方法を見つけることができます。
リスクの最小化
一度にたくさんの量を制作、発注すると、大きなコストが発生し、ロスにつながってしまう恐れがあります。まずはテスト分を少量作成して試してみることで、失敗のリスクを最小限に抑えることができます。
継続的な改善
ABテストは一度きりのものではなく、継続的に何回か繰り返して行うことで、試作するパターンを常に改善し続ける効果があります。
実際に、掲示物でのABテストを実施する流れは以下の通りです。
何かの施策を実施する時は、必ず目的を明確にすることが重要です。
例えば「より多くの人にチラシを手に取ってもらい、QRコードからサブスク購入や事前決済オーダーをしてもらう」のようなイメージです。
テストする要素を決定します。掲示物の場合、以下の内容を決めましょう。
【掲示物の場合】
デザイン(色、レイアウト、フォント)
メッセージ(コピー、キャッチフレーズ)
画像やイラスト
配置場所(異なるエリアや店舗内の異なる位置)
掲示物からどのWebサイトに遷移させ、申し込みをしたかを確認する必要があります。
favyサブスクや事前決済オーダーの場合、公開しているURLの後ろに指定の計測用コードを入れることで、計測用QRコードを発行する事ができます。
計測用URLの発行方法は、以下の記事よりご確認ください。
▼サブスクプランのURLにパラメータを入れる事で流入の詳しい計測ができます▼ https://docs.channel.io/favy_mo/ja/articles/593d5b21
※テストしたい、複数のパターン分のURLを準備してください。
URLが出来上がったら、それぞれのURLごとのQRコード(二次元コード)を作成します。
インターネットの検索画面で「QRコード 作成」等で検索をすると、候補のWebページが出てきますので、無料で作成できるページで、QRコードを作成しましょう。
▼検索例▼
QRコードの画像を掲示物に挿入し、印刷をしたら、指定の場所に配置します。
同じエリア内の異なる位置に配置したり、チラシなどに入れて、配るのもよいでしょう。
また、異なる時間やターゲット層に絞り込んで配布するなど、いくつかのパターンを取り入れてみましょう。
掲示物の効果を測定するためのデータを収集し、実際にユーザが購買行動を起こしたかを分析します。
観察:お客様の反応を観察し、手に取ったりする様子や、チラシの場合は、持ち帰った枚数を分析する。
ヒアリング: 直接インタビューやアンケートを行い、掲示物に対する反応を収集する。
申し込みデータ:実際の申し込み数を集計し、AパターンとBパターンの申し込み数を比較し評価する。
【評価方法について】
会員情報のダウンロードをした場合【獲得経路(ac)】の欄に、計測用キーワードが表示されるため、どの店舗経由で、何の獲得経路から加入したのかを計測できるようになります。
《参考》
https://docs.channel.io/favy_mo/ja/articles/593d5b21
※導入方法の記事よりご参考ください。