食品工場では、食材をカットする時にはさみ・包丁を使用することがあります。
使用頻度も高く・食材に触れる機会が多い器具だからこそ、
「刃欠けがないか」「汚れ・残渣がないか」等の外観検査が重要となります。
また、包丁・はさみ等は機械と比べると持ち運びができるため、使用頻度が高い調理器具は紛失することもあります。
なくなってしまうと次の作業者が使えなくなるので、「紛失していないか、間違った場所に戻してないか」等、調理器具の管理も重要となります。
はさみ・包丁点検表は、他のチェックリスト同様に
いつ(どんなタイミング・頻度で)
何を(どんなチェック項目で)
誰が(記録者・承認者)
で構成されています。
具体的なチェック項目としては
刃こぼれはないか
刃先に欠けはないか
サニテーションは実施済みか
食品残渣は残っていないか
決められた本数揃っているか
等のチェック項目を用意される工場が多いです。
記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!
「刃こぼれ・刃先に欠けがないか」質問を行い「✕」が押された時にだけ、従業員に画像を撮らせるようにすることが可能です。
「✕」にチェックを入れて、「選択したそれぞれの項目で分岐する」を選択します。
最後に回答選択肢で「画像」を選択すると、従業員がiPadで回答の際、カメラで刃の状態を撮影することができます。
まずは、質問に調理器具の本数確認する文言を入力、回答選択肢で「数値」を選択します。
その後、「数値・ルール設定」で調理器具の「必要本数」を入力する。
必要本数の数値ルール設定後、条件分岐のボタンを押します。
「違反の場合」のみを選択します。
「違反値」を入力した場合の水色のバーの下に、質問を入力します。
必要本数がなかった時に調理器具を取りに行く場所を明示し、取りに行った後に「対応済」を従業員に選択させることも可能です。
以上、はさみ・包丁点検をカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。
ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!
※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。