カミナシレポート

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活用事例(食品工場編)

原材料受入記録

原材料受入記録とは 納品された原材料が規格どおりのものか、衛生状態に問題はないか、異物は入っていないか、腐敗していないか、包装状態はどうかなどをチェックし、原材料由来の食中毒や異物混入などの事故を防止するために行います。また、最終製品の原産地表示、原材料の賞味(消費)期限、および問題が生じたときのロット追跡(トレーサビリティ)を確実にするために重要な記録となります。 このような記録をカミナシ化する上での工夫を、早速見ていきましょう。 帳票の構成要素についての概説 納入業者・納入された原材料・原材料の状態や時間・担当者を記録します。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 品温(表面温度)の逸脱は「ルール設定」で漏れなくチェックする 回答形式を「数値」に設定し、ルール設定を行いましょう。「ルールの設定」を行い「○度以下でなければ違反」など記録の正常値を設定することで、定められた温度基準を逸脱していないかを自動でチェックできます。 「包装状態」は写真

フォークリフト点検

フォークリフト点検とは 業務上定期的に使用するフォークリフトの点検で活用ができます。 フォークリフトの点検は事業者は、「労働安全衛生規則 第151条ノ25 フォークリフトを用いて作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、 次の事項について点検を行わなければならない。」とあり、作業日前にかならず作業前点検を実施する必要があります。また、月次での記録と帳票の保管も下記の通り義務付けられています。 「労働安全衛生規則 第151条ノ22 事業者は、フオークリフトについては、一月を超えない期間ごとに一回、定期に、 次の事項について自主検査を行わなければならない。 ただし、一月を超える期間使用しないフオークリフトの当該使用しない期間においては、この限りでない。」かつ、「労働安全衛生規則 第151条ノ23 事業者は、前二条の自主検査を行つたときは、次の事項を記録し、これを三年間保存しなければならない」 企業によっては保有している台数に応じて点検と点検帳票保管が必要な為、相当量ファイルが蓄積されているケースもございます。 本稿ではカミナシを用いたフォークリフトの日常点検・月次点検の事例についてご紹

アルコールチェック

アルコールチェックとは 2022年4月1日に道路交通法が改正され、乗車定員が11名以上の自動車を1台以上または乗車定員に限らず5台以上を使用する事業所の運転者に対して、酒気帯びの有無を確認するアルコールチェックが義務化されることになりました。 それに伴い、製造業様でも所有されている社用車によっては、義務化対象となる会社様も多いのではないでしょうか。カミナシでも、少しずつ運用いただいているケースも出てまいりました。 本稿ではカミナシを用いたアルコールチェック運用例についてご紹介させていただきます。 帳票の構成要素についての概説 警視庁や各都道府県警からの案内によると、アルコールチェックは以下の項目についての記録が必須とされています。 - 確認者氏名 - 運転者氏名 - 運転者の業務に係る自動車の自動車登録番号又は識別できる記号、番号等 - 確認の方法 - 酒気帯びの有無 - 指示事項 - その他必要な事項 なお、フォーマットについては指定がなく、紙でもデジタルでも1年間保存されていれば問題ないとのことなので、どんどんカミナシに保管をしていきましょう! ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録

官能検査

官能検査とは 製品の検査にはさまざまな方法がありますが、作業工程内での一番身近な検査が官能検査です。 官能検査とは、人間の五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を使って品質を判定する方法であり、見た目・味・香り・食感などの品質特性を、感覚で判定基準と対比して合否を判定する検査方法です。 帳票の構成要素についての概説 検査項目や実施後のデータ活用は各社様々かと思いますが、シンプルな形のものをご紹介します。 - 実施概要(製品名・製造日など) - 検査対象の写真撮影 - 繰り返しセクションを付けて複数製品のレポートを実施 - 検査項目は数値で入力し「◯点〜▲点」のルールを設定 - ルール設定しておくと、明らかな入力ミスなどを防ぐことが可能です - 検査官の人数に合わせてセクションを作成 - 「ひな形の質問を、セクションやページで整理する」をご参照ください ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 選択肢に「その他」を作る ◾️種類が多い場合にも対応するため

ノロウィルス対策テスト

ノロウイルス対策テストとは ノロウィルス対策テストとは、社員や従業員の意識を高めるために、テスト形式として提供している帳票になります。 カミナシというと、チェックリストとして点検に使っている現場が多いので少し特殊な使い方かもしれません。しかし、食品に関わる工場、店舗では「ノロウィルス」対策は非常に大きな関心の一つであるかと思います。 本稿では、「カミナシをテスト形式として活用いただく方法」や「従業員の教育としてのカミナシ活用法」についてお伝えします。 帳票の構成要素についての概説 ノロウィルス対策テストは、 - ノロウィルスに対するテストの問題 - 回答(○×形式、選択式) - 氏名(回答者) で構成されています。 特徴としては、監査などで用いられることも多い配点機能を応用することで、点数を最終的に算出している点です。そのため、誰がどのくらい理解しているのかを定量的に、管理者の方は把握することが可能です。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!

安全巡視点検

安全巡視点検表とは 安全巡視点検とは、作業場所をパトロールしながら作業環境に不備がないかチェックすることです。これにより、労災を未然に防止したり、作業者が安心して働ける環境づくりを推進できます。 安全巡視点検を怠った結果、労働災害が発生すると、損害賠償や行政処分、刑事罰などを問われる可能性があり社会的な信用低下を招くリスクがあります。 点検内容は各工場で異なりますが、本稿では一般的な安全巡視点検をカミナシで作成するポイントを解説していきます。 帳票の構成要素についての概説 安全巡視点検表は大きく分けて3つの要素で構成されます。 - 点検情報(いつ、誰がチェックしたのか) - 具体的な点検項目 - 是正が必要な場合の対応 - 是正前の写真撮影 - コメント どのような点検項目を入れるかは以下の三つの観点を参考に決めましょう。 - 危険な行動をとっている人はいないか - 決められた手順を守っているか? - 高所作業や有機溶剤など危険なものを無視・軽視していないか - 事業場内、設備・装置は安全な状態になっているか - 事業場内の床・壁・扉・階段に不備はないか - 設備・装置を使用する人や周

定点撮影記録

定点撮影記録とは 定位置定角度にカメラを設置し、毎回同じ視点から撮影した記録のことです。5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)がきちんとできているか、または改善できているかを把握するために記録するものです。 具体的な撮影ポイントは、以下のとおりです。 ① 毎回同じ対象物を撮影する。 ② 毎回同じ高さや角度から撮影する。 ③ できる限り同じカメラで撮影する。 ④ 定期的に期間を空けて撮影する 帳票の構成要素についての概説 定点撮影記録はシンプルに以下2つの要素から成り立っています。 - 構図の例示 - 写真撮影 定点でしっかりと撮れるよう、正しい構図の写真を事前に撮影しておき、インフォメーションを使って構図を示す方法がおすすめです。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 正確な記録を残すため、以下の2機能を活用しましょう。 ①インフォメーションで正しい構図を示す 定点撮影記録では、毎回定位置・定角度から撮影することが求められます。記録者が撮影しやすい

アイテム切り替え(同ラインでの別製品への切り替え)

アイテム切り替え表とは 「アイテム切り替え表」は、工場内の生産ラインで、同ラインで別製品へ作る商品を切り替える際の記録帳票です。 切り替え時間を短縮することで、多品種生産体制を強化できますが、 アイテム切り替えは、製造ミス・アレルゲンによる重大事故のリスクが潜んでいます。 そのため、アイテム切り替え時に重要な点検項目を漏れなく確認し、正しく記録として残す必要があります。 重要な点検項目の例:前製造品の【アイテム】【ラベル】【包材】が残っていないか 帳票の構成要素についての概説 アイテム切り替え表は、他のチェックリスト同様に - いつ(どんなタイミング・頻度で) - 何を(どんなチェック項目で) - 誰が(記録者・承認者) で構成されています。 アイテム切り替えは、製造品の「安全面・品質面」からも非常に重要なチェックになります。 紙記録時からチェック箇所の画像を帳票内にプリントしたり、企業によってはチェック箇所をデジカメ撮影していたりします。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しな

自主監査/工場巡回

自主監査記録/工場巡回とは 自主監査とは、本社による内部監査や外部機関の監査が行われる前に、各現場で自主的に実施する模擬監査のこと。前回監査時に指摘された項目などを重点的にチェックし、正しく改善ができているかどうか日々チェックするものです。 もし改善されていない箇所があった場合は、その場で即時改善を実施したり、具体的な以後のアクションを指摘します。 帳票の構成要素についての概説 自主監査記録は、一般的に以下の要素で構成されています。 - 監査概要(記録者、対象現場など) - 具体的な監査項目 - (是正が必要な場合)改善を実施した内容もしくは今後の改善策を記入 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! セクションを使って監査項目を分類する 自主監査では、チェック項目が多くなりがちなため、セクションを使って監査項目を分類すると記入がしやすいです。 ■記録アプリ(Web) 非該当項目を使って複数現場で利用できるようにする 自主監査では、基本的な確認項目

検品チェック

検品チェック表とは 原料を受け入れた後に行う検品のチェック表です。検品を行う際に確認する項目をひな形として記載し、記録をしていきます。 写真を使うことで、より判断がしやすくなるため、カミナシに向いている帳票です。 帳票の構成要素についての概説 ひな形の構成としては、上記のようになっていることが多いです。 - 原料をセクションなどで分ける - 数量、種類に問題がないか確認 - 品質に問題がないか確認 - 異物がないか確認 - その他様々な確認事項を続けて記載していきます。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 写真を撮影する 異物があった場合や、何か問題があった場合に、写真での記録を残していただくことが可能です。 問題箇所を、セット選択肢を使って選択肢化する どんな問題点があったかを記録してもらうのに、テキストでの入力でも問題ありませんが、記録者の負担を減らすためセット選択肢もおすすめです! 事前に設定した選択肢から選ぶことが可能です。 セット選

来客者記録

来客者記録とは 事務所や工場等に来客があった際、多くの企業様で来客者の方に「来客カード」や「記録表」を記入頂いていると思います。 紙で運用されていることが多いですが、カミナシをご活用いただくケースが増えていますので、具体的な事例をご紹介いたします! 帳票の構成要素についての概説 構成としては以下のようなものです。 来客者の情報と、健康チェックを記録に残されるケースが多いです。 - 来客者の情報 - 会社名 - 氏名 - 健康チェック - 体温 - 発熱がないか - その他体調不良な箇所が無いか - 手傷が無いか - コロナウイルス関連の確認事項 ひな形のイメージはこのような形です。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! セクションの繰り返しを利用する セクションの繰り返しを使い、来客があったらその都度追加をしていただくように、ひな形を構成します。 実際に記入されるときには、端末で「追加する」をタップし、記録を追加していきます。 ■記録アプリ(W

従業員健康チェック

従業員健康チェックとは 食品取扱者は、食品の安全を守るため、必ず健康チェックを実施します。 帳票の構成要素についての概説 始業前や業務中に、顔色が悪くないか、腹痛、下痢、吐き気、発熱などの症状、手指に化膿した傷はないかなどを確認することで、食中毒や感染症の広がりを防ぐことができます。特にノロウイルスなどは、家族にも同様の症状がないかを確認することも大切です。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 健康状態のタイムリーな検知とその後の対応 質問機能をフル活用して、健康チェックを確実に行いましょう! 「セクションの繰り返し」を活用した従業員ごとの記録 まず従業員分の入力枠を作るため「セクションの繰り返し」機能を活用します。 詳細は「ひな形の質問を、セクションやページで整理する」をご参照ください。 まずは「署名」または「テキスト」機能を使って社員名を入力してもらうことが多いです。 ■記録アプリ(Web) もし全従業員データを登録済の場合は「従業員チェ

出荷前点検

出荷前点検とは 製造品が品質基準を満たしているか、出荷前の様々な検品、検食によりチェックを行います。 帳票の構成要素についての概説 具体的な内容としては、製品の外観、表示(特に賞味期限や固有記号などの印字)、保管温度、官能検査、成分等の検査などを実施して、適正な製品のみを出荷します。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! チェックに写真を活用することで記録精度を向上 紙による記録では実現できない「カメラによる撮影」で目視チェック結果をカミナシに記録します。 数値記録をルール設定することで無段階の評点記録も可能 官能検査など選択肢以外の数値評価が必要な場合も、数値ルールを設定することで規定の範囲内で柔軟な記録をすることが可能です。 以上、出荷前点検をカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。 ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね! ※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです

金属検出

金属検出とは 異物検査のベーシックな手段である金属検出機ですが、金属検出にまつわる記録にはカミナシ上では下記の2パターンで多く活用いただいています。 ①金属検出によって検出(排除)された商品の記録 ②正しく金属検出が行えるかの点検記録 ②に関しては、1つの帳票として切り出して作成するのではなくラインや機械の始終業点検の一項目として、他のひな形と一緒に作成されていることも多いです。 帳票の構成要素についての概説 ①金属検出によって検出(排除)された商品の記録 ラインの中で金属検出された商品が - どの商品、何個あったのか - 異物の詳細内容 について記録を行います。 ②正しく金属検出が行えるかの点検記録 - テストピースを用いて、正しく作動するか - 異常の詳細内容、対応方法 について記録を行います。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 手順を詳細に示すことでマニュアル兼用に! 金属検出は、製品の安全を守る大事な検査になります。そのため、正しく

異物混入チェック

異物混入チェックとは 食品衛生法遵守やHACCP対応の観点で、異物混入を避けるためにあらゆる工程においてチェックが欠かせません。物理的なものに限らず、ウイルスやカビ、化学物質なども異物としてチェックしていきます。 帳票の構成要素についての概説 異物混入チェック記録は、異物混入を発見した段階で、その時点の状況、誰が・いつ・どこで・何を・どのように対応したといった情報を整理して、発生事象と対応内容を明確に記録に残します。 記録した内容を元に、トレーサビリティを実現し、また同様の問題が繰り返し発生していないか特定をしてカイゼン活動を進めます。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 異物を類型化して選択肢で選んでもらう 想定される異物は選択肢として登録しておいて、記録時の操作効率の向上と同時に、入力ミスや表記揺れを防止します。「その他」を選択した場合はテキストで詳細を入力してもらう工夫もできます。 写真撮影で誰の目にも明らかな記録をする どこでどんな異

はさみ・包丁点検

はさみ・包丁点検とは 食品工場では、食材をカットする時にはさみ・包丁を使用することがあります。 使用頻度も高く・食材に触れる機会が多い器具だからこそ、 「刃欠けがないか」「汚れ・残渣がないか」等の外観検査が重要となります。 また、包丁・はさみ等は機械と比べると持ち運びができるため、使用頻度が高い調理器具は紛失することもあります。 なくなってしまうと次の作業者が使えなくなるので、「紛失していないか、間違った場所に戻してないか」等、調理器具の管理も重要となります。 帳票の構成要素についての概説 はさみ・包丁点検表は、他のチェックリスト同様に - いつ(どんなタイミング・頻度で) - 何を(どんなチェック項目で) - 誰が(記録者・承認者) で構成されています。 具体的なチェック項目としては - 刃こぼれはないか - 刃先に欠けはないか - サニテーションは実施済みか - 食品残渣は残っていないか - 決められた本数揃っているか 等のチェック項目を用意される工場が多いです。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お

照度測定記録

照度測定記録とは HACCPの前提条件となる、一般的衛生管理の一つにある照明器具の点検。照度が落ちているかどうか記録するものです。 特に、照明の調子がわるいことは、慣れてしまうと気づきにくかったり、対応が漏れやすい部分ではないでしょうか。だからこそ、カミナシで実施していただくのが向いている記録とも言えます。 帳票の構成要素についての概説 - いつ記録したか:実施日(日時の回答形式) - 誰が測定するか:測定実施者(従業員の回答形式) - 測定場所 - 問題がある場合の対応記録 という流れで構成されていることが多いです。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 照度にルールを設ける このように、照度にルールを設定することが多いです。◯◯Lx以上、という形で設定できるので、これを下回った場合には、逸脱記録として残ります。 問題があったときの記録方法 - 全体でまとめて記録する方法 すべての記録が終わったら、まとめて問題があったかどうか記録する方法です

塩素濃度チェック

塩素濃度チェックとは 日本の水道水は塩素により消毒されています。放っておいても水中から徐々に揮発していくため、定期的に塩素濃度が問題ないか?を確認する必要があります。 塩素濃度チェック記録は、井戸水や、ウォータークーラー、野菜等の食材の洗浄時の塩素について定期的に計測し、記録する帳票をさしています。 帳票の構成要素についての概説 帳票の構成はとてもシンプルです - 塩素濃度を数値で記録 - 水道水や井戸水などは、色/濁り/臭い/異物がないかを確認 - 違反の内容 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 塩素濃度は数値入力を活用する 塩素濃度の記録は、数値入力を活用しましょう。数値入力は、自由に単位を設定することが可能です。塩素の場合は、「ppm」と入力しましょう。また、数値を記録するだけでなく、違反設定を入力することが可能です。 このように、ルール設定を行うことで、記録者の方が0.1ppm〜1ppm以外の数字を入力すると、「違反です」というメッセ

塩分計・糖度計精度確認記録

塩分計・糖度計精度確認記録とは 食品工場では、食品の見た目ではわからない塩分濃度・糖度を計測するために、塩分計・糖度計を使用します。 計測機が「正常に動作」しているかチェックする際に、塩分計・糖度計 精度確認記録表を使用します。 帳票の構成要素についての概説 塩分計・糖度計精度確認記録表は、他のチェックリスト同様に - いつ(どんなタイミング・頻度で) - 何を(どんなチェック項目で) - 誰が(記録者・承認者) で構成されています。 また、塩分計・糖度計記録表は、計測した塩分濃度(%)糖度(Brix等)の数値記録を行うため、 レポート記録後、レポート記録内容をEXCEL変換出力するケースが多いです。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 基本編①:回答選択肢に「数値」を利用する 塩分計・糖度計の精度計測を終えたら、計測者に数値を記載させましょう。 回答選択肢に「数値」を使用してください。 塩分計であれば「%」、糖度であれば「Brix」等、数値

AV値(酸価値)測定記録

AV値(酸価値)測定記録とは 揚げ油は、加熱に伴い劣化していきます。劣化した油を使い続けてしまうと、食中毒が発生してしまう可能性があります。AV値測定記録とは、油が劣化していないかチェックをするための記録です。 帳票の構成要素についての概説 ひな形は至ってシンプルです。 - AV値を記録する - 逸脱をしていた場合には油の交換を促す - その他補足事項を入れられるテキスト回答欄をつくる ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! その機材を使うかどうかで分岐させる 機材を使わない日もあるかとおもいます。そういった日には測定をしないようであれば、最初の質問で「使用しますか」という質問を設置しましょう。 使用が無い場合には、以下の質問は表示されません。 AV値のルールを設ける 測定の方法も、マニュアルとして記載する このような形で、測定のマニュアルがあれば、画像で添付して示すことができます。紙でマニュアルをご用意されているようであれば、そちらもカミナシに

温度記録(CCP)

温度記録(CCP)とは HACCPにおけるCCPは、危害要因分析と並び、食の安全を守るため欠かせない役割になります。食品そのもの(中心部の加熱温度)だけでなく、冷蔵庫や冷凍庫、オーブンなどの周辺機器の温度管理も非常に重要になってきます。 帳票の構成要素についての概説 CCP(温度記録)は、他のチェックリスト同様に - いつ(どんなタイミング・頻度で) - 何を(どんなチェック項目で) - 誰が(記録者・承認者) で構成されています。 対象となる温度の確認を行い、温度を数値で入力するという記録をされている運用がほとんどです。 温度の記録と合わせて、たとえば冷蔵庫や冷凍庫であれば、そもそも扉が閉まっているか、保管物は問題ないか、など温度以外のチェック項目を合わせた帳票とするのも良いでしょう。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 逸脱ルールの設定 温度については、数値入力で記録を行うと良いでしょう。回答で「数値入力」を選択した場合は、任意の単位と、

賞味期限切れチェック

賞味期限切れチェックとは 「食品表示」にかかわる事故のなかでも、「期限表記の誤記」は食品事故全体の約2割を占めています。特に「設定期限を超えて」の誤記が最も多く、事故防止のために表示に関する重点的なチェックが行われています。 帳票の構成要素についての概説 ラベルの印字内容と、その商品(ロット)に設定されるべき賞味期限が一致しているかを、ひな形の回答フォーマットの「ルール設定」を用いてチェックしていきます。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 条件分岐と正常値ルールの組み合わせ ■「日時」の「ルール設定」で、期限日が正しくなっていることを確認する 入力した日付が、実際の賞味期限と一致していることを確実に確認するためには、「日時」フォーマットのルール設定を活用します。 例えば当日から「きっかり18日後」を賞味期限としている場合には、 ルール設定「18日」「後」「と同じ日付」に設定いただくことで、入力した日付の正しさを確認します。 ■日付をまたぐ記

中間点検

中間点検とは 食品工場では始業・終業時に機械・現場のチェックを実施すると思いますが、中間点検は『始業時と終業時の間に実施する』チェックになります。 帳票の構成要素についての概説 中間点検表は、他のチェックリスト同様に - いつ(どんなタイミング・頻度で) - 何を(どんなチェック項目で) - 誰が(記録者・承認者) で構成されています。 始終業点検は、一日の中での記録回数が固定されていることがほとんどですが、 中間点検表は、製造アイテム・製造数に応じて点検回数も変動することが多いです。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 「このセクションを繰り返す」を使用、変動する点検回数に備える 製造アイテム・製造数に応じて、中間点検を行う回数は変動します。 そのため、このセクションを繰り返すにチェックを入れて、記録数の変動に対応できるようにしましょう。 詳しくは、「繰り返しセクションや従業員チェックを使用する:4.繰り返しセクションを設定する」をご参照く

始終業点検

始終業点検とは 「始終業点検」とは、その名の通り「始業・終業時の機械や現場のチェック」のことを指します。 最も現場で活用されている帳票であり、最も多くカミナシに登録されているひな形であるといっても過言ではありません。 とはいえ各工場の製造品により、共通点もあれば、異なるところもあります。 帳票の構成要素についての概説 始終業点検は、他のチェックリスト同様に - いつ(どんなタイミング・頻度で) - 何を(どんなチェック項目で) - 誰が(記録者・承認者) で構成されています。 紙帳票であれば、縦に点検項目、横に日付を並べ、1週間分をまとめて点検、といった形式が多いのですが、どのお客様の帳票を見ても、常につきまとう紙帳票の制約条件「A4サイズ」に対して「いかに情報を詰め込むか」の試行錯誤の様子が見受けられます。 手書きであることも重なり、必然と「◯✕」が並ぶ「表形式」での記録が多くなっているのではないでしょうか。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょ

刃の点検

刃の点検とは 食品の製造過程での異物混入が発生すると消費者に大きな被害をもたらします。特に刃物に使われている薄い金属は、万が一口に入ってしまうと非常に危険です。 そのため、食品製造で使う機械の刃は、破損や欠けがないか日々チェックする必要があります。単純な目視での確認だけでなく、カミナシを使って写真を記録として残すことで、より信頼度の高い記録を残すことができます。 帳票の構成要素についての概説 刃点検の帳票はシンプルなものが多く、 - 点検者名 - チェック時に仕掛中の製品名 - 作業開始時の写真 - 作業終了時の写真 を記録するのが一般的です。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! インフォメーション機能を使って撮影する写真のお手本を示しましょう 刃点検では、作業開始時と終了時の写真撮影が重要です。正しい構図で写真が撮れないと、破損の見逃しにつながるリスクがあります。そのため、ただ写真を撮るのではなく、お手本の画像をインフォメーション機能を使っ

ラベル貼付チェック

ラベル貼付チェックとは 食品事故には、ガラスや毛髪、昆虫などの異物混入や、期限切れの材料を使ってしまう等がありますが、半数以上は、ラベルやパッケージ内容に誤表示と言われています。 ラベルについて目視で確認されている会社も多いのではないでしょうか。 うまくカミナシを活用し、運用ルールで誤表示を防ぐ方法がありますので、本稿ではその点についてご紹介したいと思います。 帳票の構成要素についての概説 ラベル貼付確認は、他のチェックリスト同様に - いつ(どんなタイミング・頻度で) - 何を(どんなチェック項目で) - 誰が(記録者・承認者) で構成されています。 具体的なチェック項目としては - ラベルの追加発行・貼付枚数の確認 - 発行・貼付するラベル種類の確認(ダンボールなどの包装用) - 賞味期限、製造期限の確認 - ダブルチェック 特に、ラベルチェックは目視確認のため、ヒューマンエラーが起きやすく、ダブルチェックが基本となります。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取

微生物検査

微生物検査とは 微生物検査では、食品毎に検査対象となる菌種が変わってきます。 一般的には、一般生菌・黄色ブドウ球菌・腸菌群・E. coli(大腸菌)等の菌種を検査しますが、本稿ではカミナシを活用した微生物検査記録について記します。 帳票の構成要素についての概説 微生物検査は、他のチェックリスト同様に - いつ(どんなタイミング・頻度で) - 何を(どんなチェック項目で) - 誰が(記録者・承認者) で構成されています。 具体的なチェック項目としては - 検査開始の日時・検査終了日時 - 微生物検査を行うアイテム名(製品・半製品・原材料等) - 各菌種の検査結果 - 検査担当者名 が挙げられます。 菌種毎に目標値があるため、記録者に菌数を入力させる際は、数値ルール設定をされる企業様が多いです。 ここがカミナシユーザーの工夫 💡記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう! 微生物検査を行うアイテム名は、セット選択肢を使用する 食品工場では製品・半製品・原材料等、沢山のアイテムを取り扱うた

清掃/サニテーション記録

清掃/サニテーションの記録表とは 食品工場の衛生管理では、機械工場などで使われている5S活動に「洗浄」と「殺菌」を加えた「食品7S活動」を行っていることが多いと思います。元近畿大学教授の米虫節夫氏が提唱したもので、微生物レベルでの清潔を得ることを目的とし、以下の要素で構成されています。 7S活動 1. 整理 不要なものは捨てて、必要なものだけを残す 2. 整頓 必要なものはルールを決めて分類し、保管する 3. 清掃 汚れやゴミをなくすため、定めた時間、定めた手順の通りに作業を実施する 4. 洗浄 湿潤環境での清掃を通じて、微生物による汚染を低下させる 5. 殺菌 静菌、除菌、消毒、滅菌などの作業により微生物制御を行う 6. 躾 ルールや規律を徹底して遵守する 7. 清潔 上記1〜6を通じて、微生物レベルでの清浄な状態が保たれている 参考)7Sについて 本稿では、清掃・洗浄・殺菌に焦点を当ててご紹介します。 帳票の構成要素についての概説 製造機器、作業台、シンク、床、トイレなどの汚染箇所それぞれに対して - 作業手順書の通りに清掃したか - 汚れは除去されているか - 残渣はないか -