カミナシレポート

アイテム切り替え(同ラインでの別製品への切り替え)

「アイテム切り替え表」は、工場内の生産ラインで、同ラインで別製品へ作る商品を切り替える際の記録帳票です。

切り替え時間を短縮することで、多品種生産体制を強化できますが、

アイテム切り替えは、製造ミス・アレルゲンによる重大事故のリスクが潜んでいます。

そのため、アイテム切り替え時に重要な点検項目を漏れなく確認し、正しく記録として残す必要があります。

重要な点検項目の例:前製造品の【アイテム】【ラベル】【包材】が残っていないか

 

アイテム切り替え表は、他のチェックリスト同様に

  • いつ(どんなタイミング・頻度で)

  • 何を(どんなチェック項目で)

  • 誰が(記録者・承認者)

で構成されています。

アイテム切り替えは、製造品の「安全面・品質面」からも非常に重要なチェックになります。

紙記録時からチェック箇所の画像を帳票内にプリントしたり、企業によってはチェック箇所をデジカメ撮影していたりします。

 

記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!

 

アイテム切り替えを行った場所をエビデンスとして残すため、ラインを選択肢としてあらかじめ作成し、現場側には選択肢の中からラインを選ばせるケースが多いです。

 

重要な点検項目は、現場側に写真撮影してもらいチェック記録を残します。

写真撮影の前にインフォメーション機能で【見本画像】【お知らせ】を提示し、その通り写真撮影するように促します。

そうすることで、現場側の写真撮影水準の向上、紙では不可能だったチェック時の状態を写真記録として残すことができます。

 

アイテム切り替えを行う頻度は、アイテムの製造数・時期によって異なるかと思います。

まずは、一日予定しているアイテム切り替えの頻度だけスケジュールを組み、予定よりも追加でアイテム切り替えを行う際は、ひな形から記録するとスムーズです。

 

以上、アイテム切り替え(同ラインでの別製品への切り替え)をカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。

ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!

 

※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。