2022年4月1日に道路交通法が改正され、乗車定員が11名以上の自動車を1台以上または乗車定員に限らず5台以上を使用する事業所の運転者に対して、酒気帯びの有無を確認するアルコールチェックが義務化されることになりました。
それに伴い、製造業様でも所有されている社用車によっては、義務化対象となる会社様も多いのではないでしょうか。カミナシでも、少しずつ運用いただいているケースも出てまいりました。
本稿ではカミナシを用いたアルコールチェック運用例についてご紹介させていただきます。
警視庁や各都道府県警からの案内によると、アルコールチェックは以下の項目についての記録が必須とされています。
確認者氏名
運転者氏名
運転者の業務に係る自動車の自動車登録番号又は識別できる記号、番号等
確認の方法
酒気帯びの有無
指示事項
その他必要な事項
なお、フォーマットについては指定がなく、紙でもデジタルでも1年間保存されていれば問題ないとのことなので、どんどんカミナシに保管をしていきましょう!
記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!
一時保存を行いながら、出発前(始業時)帰着時後(終業時)と1日で1つのひな形にまとめることをおすすめします。
アルコール検出器での結果は、【数字】もしくは【写真】での回答がよいでしょう。【写真】を用いることで、記録の信頼性を上げることが可能です。【数字】はルール設定ができるため、許容値を超えた場合は、逸脱のルールを設定することが可能です。
運転日誌や点検業務とまとめての運用もおすすめです。その場合は、セクションを活用し作成していきましょう。運転日誌に必要な点検、点呼、走行距離の記録、運転記録をそれぞれセクションにしてまとめていきます。
運行状況は、複数の場所にいくこともあるので、「セクション繰り返し」機能を活用し、任意の数を入力できるように設定しましょう。
ひな形が作成できたら、スケジュールを活用して車両分のスケジュールを作成しましょう。
■記録アプリ(Web)
以上、アルコールチェックをカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。
ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!
※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。