カミナシレポート

業務上定期的に使用するフォークリフトの点検で活用ができます。

フォークリフトの点検は事業者は、「労働安全衛生規則 第151条ノ25 フォークリフトを用いて作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、 次の事項について点検を行わなければならない。」とあり、作業日前にかならず作業前点検を実施する必要があります。また、月次での記録と帳票の保管も下記の通り義務付けられています。

「労働安全衛生規則 第151条ノ22 事業者は、フオークリフトについては、一月を超えない期間ごとに一回、定期に、 次の事項について自主検査を行わなければならない。 ただし、一月を超える期間使用しないフオークリフトの当該使用しない期間においては、この限りでない。」かつ、「労働安全衛生規則 第151条ノ23 事業者は、前二条の自主検査を行つたときは、次の事項を記録し、これを三年間保存しなければならない」

企業によっては保有している台数に応じて点検と点検帳票保管が必要な為、相当量ファイルが蓄積されているケースもございます。

本稿ではカミナシを用いたフォークリフトの日常点検・月次点検の事例についてご紹介させていただきます。

必要な点検項目に従ってアプリの作成を行っていきましょう。 

[毎日]毎日用のひな形を作成しスケージュールを毎日で設定します。

  • 点検年月日

  • 点検を実施した者の氏名

  • 制動装置及び操縦装置の機能

  • 荷役装置及び油圧装置の機能

  • 車輪の異常の有無

  • 前照燈、後照燈、方向指示器及び警報装置の機能

  • 点検の結果に基づいて補修等の措置を講じたときは、その内容

[毎月]毎月用のひな形を作成しスケージュールを毎月で設定します。

  • 点検年月日

  • 点検方法

  • 点検箇所

  • 点検の結果

  • 点検を実施した者の氏名

  • 点検の結果に基づいて補修等の措置を講じたときは、その内容

記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!

各点検項目は記録者が迷わない言葉を設定いただき、すべて「◯」「×」の選択肢を活用し、アプリの記録は簡単にできることがおすすめです。

 

■記録アプリ(Web)

 

ひな形が作成できたら、スケジュールを活用してフォークリフト分のスケジュールを作成しましょう

■点検基準を画像で明示し、点検品質基準を統一する

質問項目に画像を表示することで、チェックする項目の具体的な指示を行なうことができます。

チェック担当によってチェック品質ばらつきを抑制することが可能です。

  • 画像を表示する:をONにする

  • +Uploadボタンをクリックし写真を取り込む

■記録アプリ(Web)

 

  • 質問項目の分岐マークをクリックする

  • 「×」を選択し、選択したそれぞれの項目で分岐するを設定する

  • 写真撮影を実施する質問を追加する

点検項目以外に、異常が認められる項目を記録してもらう以外に、「気付き」を報告しもらう仕組みはオススメです。異常ではないが、記録者が気づきがあった、気になる状態で共有があがってくるため、ヒヤリハットが発生する前に見つかる可能性を高めることができます。

■記録アプリ(Web)

 

以上、フォークリフト点検をカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。

ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!

 

※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。