カミナシレポート

食品事故には、ガラスや毛髪、昆虫などの異物混入や、期限切れの材料を使ってしまう等がありますが、半数以上は、ラベルやパッケージ内容に誤表示と言われています。

ラベルについて目視で確認されている会社も多いのではないでしょうか。

うまくカミナシを活用し、運用ルールで誤表示を防ぐ方法がありますので、本稿ではその点についてご紹介したいと思います。

 

ラベル貼付確認は、他のチェックリスト同様に

  • いつ(どんなタイミング・頻度で)

  • 何を(どんなチェック項目で)

  • 誰が(記録者・承認者)

で構成されています。

具体的なチェック項目としては

  • ラベルの追加発行・貼付枚数の確認

  • 発行・貼付するラベル種類の確認(ダンボールなどの包装用)

  • 賞味期限、製造期限の確認

  • ダブルチェック

特に、ラベルチェックは目視確認のため、ヒューマンエラーが起きやすく、ダブルチェックが基本となります。

 

記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!

 

ラベルは発行した枚数、破棄した枚数、貼り付けした枚数で計算式を組んでおくと良いでしょう。

「ー(引き算)」を活用して、最終0に設定をし0でなければ、逸脱表示にしておくとよりミスを防ぐことができます。

 

ラベル確認は、商品毎に必要になるため、日に何回、ラベルチェックをするか定まっていないケースが多いと思います。その場合は、セクション繰返し機能を活用すると良いでしょう。セクションの最初に、商品名を記入(商品がたくさんある場合はセット選択肢を活用)してから、具体的なチェック項目という構成にすればスムーズです。

(管理画面)セクション繰り返しにチェック

■記録アプリ(Web)

(アプリ)任意の回数、繰り返すことが可能です

 

■写真機能を活用したダブルチェック

ラベルを画像として記録を残しす際、撮影したラベルにダブルチェックを記録するという運用もおすすめです

確認者によって色を変え、写真を保存することでダブルチェックの履歴を残すことが可能です。

 

以上、ラベル貼付チェックをカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。

ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!

 

※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。