ホテルによりチェック項目は様々です。清掃員、チェッカー、インスペクターと3段階でチェックを実施するホテルもあり、ホテル品質の観点からも非常に重要視されています。しかし、ホテルによっては、限られた時間の中でチェックをしなければいけないこともあり、何をどこまでチェックし、記録に残すべきか、がと悩まれるケースも多いのではないでしょうか。
客室内において
水回りや客室内に汚れ・乱れはないか
アメニティは人数分揃っているか
忘れ物は残っていないか
などのチェックリストで点検されています。チェックリストに写真を掲載することでマニュアルとしても兼用する活用方法もございます。
記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!
忘れ物、アメニティの不足など記録を残しておきたい項目のみ、詳細を記録する方法には、「条件分岐」がとても便利です。
また、客室チェックは時間が限られている中で進めなければいけないため、記録を残さなければいけない異常時は「はい」もしくは「いいえ」で回答を固定しておくように質問を組み立てると良いでしょう。
例えば、アメニティのセット例やドライヤーのコードのおさめ方等、質問を写真を添付することで、マニュアルと兼用してもお使い頂けます。
■記録アプリ(Web)
慣れないうちや、時間が限られていて記録をしながらチェックは難しいというケースもあるでしょう。その場合は、まずは異常時報告というひな形で、忘れ物があった部屋やアメニティの不足があった部屋など異常時のみの記録をしてみるという方法もあります。
セクション繰り返し機能を使えば、異常時があった回数のみ記録をすることができます。
客室チェックは、スケジュールを活用し、運用方法に合わせた表示を行うことをおすすめします。例えば下記は、フロア毎に現場を作成し、各部屋毎にスケジュールを作成した場合です。このように設定を行うと、スケジュールを活用し、どの部屋が今終わっているのか、などの進捗も確認することが可能です。
■記録アプリ(Web)
ただ、すべての部屋が毎日客室チェックが発生しているわけではないホテルがほとんどでしょう。その場合は、条件分岐を活用し、最初に実施の有無の質問を追加する運用をされることをおすすめいたします。
以上、ルームインスペクションをカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。
ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!
※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。