日本の水道水は塩素により消毒されています。放っておいても水中から徐々に揮発していくため、定期的に塩素濃度が問題ないか?を確認する必要があります。
塩素濃度チェック記録は、井戸水や、ウォータークーラー、野菜等の食材の洗浄時の塩素について定期的に計測し、記録する帳票をさしています。
帳票の構成はとてもシンプルです
塩素濃度を数値で記録
水道水や井戸水などは、色/濁り/臭い/異物がないかを確認
違反の内容
記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!
塩素濃度の記録は、数値入力を活用しましょう。数値入力は、自由に単位を設定することが可能です。塩素の場合は、「ppm」と入力しましょう。また、数値を記録するだけでなく、違反設定を入力することが可能です。
このように、ルール設定を行うことで、記録者の方が0.1ppm〜1ppm以外の数字を入力すると、「違反です」というメッセージを出すことが可能です。
色や濁り、匂いなどの官能検査は、画像機能をうまく活用しましょう。
条件分岐を活用し、異常があった場合のみ、テキストと画像で報告できるような設定をしておくと、記録者管理者の視点からも使いやすい帳票になるでしょう。
■記録アプリ(Web)
また、画像にこのようにiPad上で自由にメモを入れることが可能です。撮影した画像のどこに異常があったのか、メモで残しておくとよいでしょう。
塩素濃度の確認は、決まった時間に測定する場合、1つのひな形に全て入れる帳票もありますが、スケジュールをうまく活用する運用し、時間毎に設定する運用も良いでしょう。
▲セクションに時間を入れて、塩素チェックをまとめた活用例
■記録アプリ(Web)
▲スケジュール機能で、パターン作成した活用例
以上、塩素濃度チェックをカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。
ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!
※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。