カミナシレポート

食品取扱者は、食品の安全を守るため、必ず健康チェックを実施します。

始業前や業務中に、顔色が悪くないか、腹痛、下痢、吐き気、発熱などの症状、手指に化膿した傷はないかなどを確認することで、食中毒や感染症の広がりを防ぐことができます。特にノロウイルスなどは、家族にも同様の症状がないかを確認することも大切です。

記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!

 

質問機能をフル活用して、健康チェックを確実に行いましょう!

 

まず従業員分の入力枠を作るため「セクションの繰り返し」機能を活用します。

詳細は「ひな形の質問を、セクションやページで整理する」をご参照ください。

まずは「署名」または「テキスト」機能を使って社員名を入力してもらうことが多いです。

 

■記録アプリ(Web)

もし全従業員データを登録済の場合は「従業員チェック」を利用して、上記「体温・体調の記録(1)」というセクション名を「従業員名」で表示させることができます。

詳細は「繰り返しセクションや従業員チェックを使用する:5.従業員チェックを設定する」をご参照ください。

 

署名が終わったら、次は具体的な健康チェックの質問です。

図A

※図Aの「①正常範囲を設定」

「体温」を記録するには「数値」を設定します。

ここで活躍するのが「ルール設定」です。正常な範囲の体温を設定しましょう。

※図Aの「②条件分岐を活用」

ルール設定ができたら、正常・違反の場合それぞれの「追加質問」をすることができます。

今回は「ルール違反」の場合で、追加の質問でチェックを続けます。

家族などの同居者に同様の症状がないかも確認していきましょう。

※図Aの「③違反時の処理」

もちろん違反時には記録画面に赤色のアラート画面を表示する「逸脱時表示コメント」や、メールで逸脱発生を知らせる「逸脱時通知先」の設定ができますので活用しましょう。

■記録アプリ(Web)

同様に、手指に傷はないか爪は短く切っているか、なども確認していきます。

違反時には上記同様のアラートを活用してください。

また、例示・回答には写真やイラストを活用して、記録としての精度を高めましょう。

 

◾️イラストで質問を補足説明

 

◾️手の状態を確実に写真で記録

 

■記録アプリ(Web)

 

他にも、身だしなみチェックなども入室時に併せてチェックすることが多いです。

 

以上、従業員健康チェックをカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。

ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!

 

※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。