微生物検査では、食品毎に検査対象となる菌種が変わってきます。
一般的には、一般生菌・黄色ブドウ球菌・腸菌群・E. coli(大腸菌)等の菌種を検査しますが、本稿ではカミナシを活用した微生物検査記録について記します。
微生物検査は、他のチェックリスト同様に
いつ(どんなタイミング・頻度で)
何を(どんなチェック項目で)
誰が(記録者・承認者)
で構成されています。
具体的なチェック項目としては
検査開始の日時・検査終了日時
微生物検査を行うアイテム名(製品・半製品・原材料等)
各菌種の検査結果
検査担当者名
が挙げられます。
菌種毎に目標値があるため、記録者に菌数を入力させる際は、数値ルール設定をされる企業様が多いです。
記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!
食品工場では製品・半製品・原材料等、沢山のアイテムを取り扱うため、セット選択肢を使用してアイテムを事前登録しておくと、記録者側はアイテム名の選択しやすくなります。
セット選択肢の使用方法は「セット選択肢を個別に登録する」をご参照ください。
「検査(培養)開始した日時」「検査(培養)終了した日時」を回答選択肢【日時】で作成してください。
日時のフォーマットは【日時】(日付・時刻の両記載)を使用すると、詳細な記録が残るのでおすすめです。
微生物検査を行うアイテムによって、採取する菌種や目標値が異なる為、菌種によってはルールを設定してください。
以上、微生物検査をカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。
ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!
※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。