食品衛生法遵守やHACCP対応の観点で、異物混入を避けるためにあらゆる工程においてチェックが欠かせません。物理的なものに限らず、ウイルスやカビ、化学物質なども異物としてチェックしていきます。
異物混入チェック記録は、異物混入を発見した段階で、その時点の状況、誰が・いつ・どこで・何を・どのように対応したといった情報を整理して、発生事象と対応内容を明確に記録に残します。
記録した内容を元に、トレーサビリティを実現し、また同様の問題が繰り返し発生していないか特定をしてカイゼン活動を進めます。
記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!
想定される異物は選択肢として登録しておいて、記録時の操作効率の向上と同時に、入力ミスや表記揺れを防止します。「その他」を選択した場合はテキストで詳細を入力してもらう工夫もできます。
どこでどんな異物を発見したのか、あとでしっかり確認するためにも「写真」による記録を活用しましょう。
「異物発見がなかった日」についても、レポートを完了させるために、
スケジュールは「毎日」に設定してiPadにカードを表示
iPad側での記録時に「何も異物発見がなかった日」は「いいえ」を選択してレポートを完了
という条件分岐の活用方法があります。こうすれば、iPadに毎日表示されて記入が漏れにくくなります。
以上、異物混入チェックをカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。
ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!
※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。