「食品表示」にかかわる事故のなかでも、「期限表記の誤記」は食品事故全体の約2割を占めています。特に「設定期限を超えて」の誤記が最も多く、事故防止のために表示に関する重点的なチェックが行われています。
ラベルの印字内容と、その商品(ロット)に設定されるべき賞味期限が一致しているかを、ひな形の回答フォーマットの「ルール設定」を用いてチェックしていきます。
記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!
■「日時」の「ルール設定」で、期限日が正しくなっていることを確認する
入力した日付が、実際の賞味期限と一致していることを確実に確認するためには、「日時」フォーマットのルール設定を活用します。
例えば当日から「きっかり18日後」を賞味期限としている場合には、
ルール設定「18日」「後」「と同じ日付」に設定いただくことで、入力した日付の正しさを確認します。
■日付をまたぐ記録を「条件分岐」で確実に記録する
日付をまたいで賞味期限切れチェックをする場合は「23:59以前」「24:00以降」のように条件を分岐させ、それぞれでルール設定をすることで、賞味期限を確実にチェックすることが可能です。
■日付をまたぐ場合のスケジュールの設定の仕方
なお、もし日付をまたぐスケジュールを設定したい場合は、以下の「スケジュールを作成する:9.時刻を選択する」をご参照ください。
以上、賞味期限切れチェックをカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。
ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!
※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。