カミナシレポート

ホテル内で決められた衛生管理ができているか、定期的に巡回してチェックする記録のことです。本社の品質管理部門や、地区を統括する支配人などが担当することが一般的です。何か不備があった箇所を撮影し報告書にまとめることが多く、転記や画像貼り付け作業に時間がかかることが課題と言われています。

また、巡回チェックは不備を指摘することだけでなく、指摘した不備が改善されることまでが本来の目的となります。

そこでカミナシのカイゼン機能(※一部のプランを除く)を使うことで、写真を転記する手間が省けます。また、不備が改善されるまでの現場とのやり取りも残すことができ、次回のチェック時に過去の指摘事項を参照することもできるのでとても便利です。

カイゼン機能の詳細は「カイゼンを理解する」をご参照ください。

 

事業所巡回チェックの構成は、シンプルに点検すべき衛生管理項目を質問に並べ、○×で回答するものが多いです。必要に応じて点検者や点検現場名を入力できる質問を追加すると良いでしょう。

具体的な指摘事項については、カイゼン機能を使って記録するため、あえてひな形に指摘事項を入力する項目を設ける必要がありません。

 

記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!

 

事業所巡回チェックは、質問項目が多くなりがちです。しかし、実際の現場視察時はあまり時間が取れないため、その場で都度○×に回答していると時間がなくなってしまいます。そういった場合は初期値設定を活用しましょう。

 

以下のように初期値設定を入れた○が選択された状態で表示されるため、不備のある項目だけ×に変更すればよく、タップする回数を削減できます。

■記録アプリ(Web)

 

事業所巡回を行う中で作成した指摘事項でも、改善に向けた優先度があるのではないかと思います。その際には、ラベルに優先度を記載することで、改善する側が何から取り組むべきか明確になるメリットがあります。

 

ラベルをつけておくと、指摘事項をエクセル出力した際に、ラベルで並び替えすることができるのでとても便利です(例えば警告のラベルだけ抽出して優先度高く対応してもらうなど)。

 

以上、事業所巡回チェックをカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。

ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!

 

※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。