浴槽水などの消毒方法は、厚労省「公衆浴場における衛生等管理要領」で以下のように定められています。
浴槽水の消毒に用いる塩素系薬剤は、浴槽水中の遊離残留塩素濃度を、1日2時間以上0.2~0.4mg/Lに保つことが望ましいこと。
浴槽水の遊離残留塩素濃度を、適宜測定し、その記録を3年以上保存すること。
また、東京都では、レジオネラ症防止対策の一環として、ろ過器等を使用して浴槽水を循環させる浴槽(循環式浴槽)を有する施設に対し、平成25年5月より、施設・設備の管理状況、日常の残留塩素濃度記録やレジオネラ属菌自主検査結果等について毎月報告書の提出を求めています。
このような記録をカミナシ化する上での工夫を、早速見ていきましょう。
測定結果と、その時刻・測定担当者を同時に記録します。
記録漏れ防止やトレーサビリティ向上のために、精度を高めるカミナシの使い方があります。お手元の帳票・ひな形を確認しながら、早速取り入れていきましょう!
定められた濃度基準を逸脱していないか、カミナシに設定する「ルール」で自動チェックできます
単位を自由に記述でき、記録のルール(正常な数値の範囲)を設定することができます。
また清掃後の理想の状態を写真で掲載することで、チェックリストにマニュアルとしての機能をもたせ、点検の実効性を向上させることができます。もし「✕」であった場合には、清掃後の写真まで撮影することで担当者のクレンリネスの意識向上につながります。
清掃頻度が毎日・週1回・月1回で異なる場合は、ひな形・スケジュールを分けることでその日に必要な作業だけをiPadに表示することができます。
また、スケジュール(=iPadに表示するカード)の数が増えた場合は、QRコードを使って目的のスケジュールでレポートを即座に開始することができます。
詳細は「スケジュールからQRコードをダウンロードする」をご参照ください。
レポートが完了したら、レポート詳細画面からPDFをダウンロードすることができます。
詳細は「レポートをPDFファイルでダウンロードする」をご参照ください。
またスケジュールから記録をしたレポートは、Excel変換フローを設定することで、Excelファイルとして出力することができます(ベーシックプラン以上をご利用の場合)。
ぜひ紙をカミナシ化して、データの二次活用まで進めてみてくださいね。
以上、大浴場チェックをカミナシで記録する場合の工夫についてお届けしました。
ぜひ自社のルールに併せて、取り入れてみてくださいね!
※本記事はあくまで各社でご利用いただいている事例を抽象化し、参考事例としてご紹介するものです。チェック項目や基準数値などはダミー値であり、実際のひな形作成にあたっては自社のルールに合わせて作成いただけますようお願いいたします。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。