データが必要になる度にデータチームに依頼して、数日間その結果を待っている時間を大幅に短縮できます。
ノートブックはAIに質問するとデータをチャートにしてくれる分析ツールです。
SQLやPythonのようなコードを書けなくても「先週の問い合わせの満足度はどうだった?」のように普段使う言葉で質問するだけで、AIが自動的にデータを見つけて回答を整理してくれます。
特に顧客や問い合わせデータがすでにチャネルトークに保存されているため、他の分析ツールのようにデータをエクスポートしたり移動したりする手間がなく、[ノートブック] を起動した瞬間にすぐ分析を開始できます。
会社の売上や商品データも一緒に見たい場合は、GoogleスプレッドシートやBigQueryなどの外部データを連携して、1つの画面で比較しながら確認できます。
例1)経営陣への報告資料を準備する際、毎週月曜日の朝にノートブックに「先週の問い合わせ処理率、平均応答時間、満足度、再問い合わせ率を見せて」と入力すると、AIが自動的にチャートを構築してくれます。完成した分析はダッシュボードに保存され、チームにリンクで共有でき、翌週には自動的に最新データにリフレッシュされます。
例2)プロモーション効果を分析する際、プロモーション前に「昨年の同期間と比較して問い合わせ件数がどう変わるか予測して」と質問すると、AIが変化の推移をチャートにしてくれます。続けて「不満が増えたテーマの上位5つも見せて」といった後続の質問を投げかけると、分析をさらに深めることができます。
場所:[チャネル設定] - [データソース・分析] - [データソース] または [チーム] - [ノートブック] - [データソース]
ノートブックで分析を始めるには、まず使用するデータソースの連携が必要です。チャネルトークの内部データは別途設定せずにすぐ使用でき、外部データは最初に一度だけ連携設定をしておけば問題ありません。
データソースの連携時の注意事項
データソースを連携するときは、参照(SELECT)権限のみを持つ専用アカウントを利用するか、データソースに連携するための専用アカウントを作成することを推奨します。
編集権限を付与したアカウントの場合、分析中に実行されるクエリにより、原本データが変更される可能性があります。
データソース | 説明 | 種類 | 設定方法 |
Channel | チャネルトークの内部データで問い合わせ情報を確認できます。 | チャネルトークの問い合わせデータ | 基本提供 |
Custom | 利用している外部データベースサービスと連携できます。 | PostgreSQL, MySQL, BigQuery, StarRocks | 最初の連携1回のみ |
App | 連携アプリで提供されるデータを呼び出して分析に活用できます。(商品や発送などの情報) | Shopify, Cafe24など | Shopify、Cafe24アプリをインストールすると自動連携 |
Drive | 外部ファイルをアップロードしてデータ分析に活用できます。 | Excel, CSV | アップロード |
連携したデータはプレビューでどのテーブルが入っているか確認でき、連携情報が変更された場合は、[修正] - [連携テスト] で再度確認してください。ただし、他のノートブックで参照中のデータは連携解除できません。
Snowflake
データソース連携専用のSnowflakeアカウントを新しく作成し、該当アカウントで連携します。
アクセスが必要なリソースにだけUSAGE・SELECTの権限を与えた専用のroleを作成し、そのroleのみを持つ専用ユーザーで接続することを推奨します。
USAGEは、ウェアハウスやデータベース、スキーマへのアクセスを許可する権限です。
SELECTは、そのテーブル・ビューに対し参照のみを許可する権限です。
その際は
DEFAULT_SECONDARY_ROLES = ()を指定し、ほかのroleの権限が意図せず付与されないようにします。デフォルト設定はALLのため、別途権限指定を行い、SELECTの権限設定を有効にする必要があります。権限設定はSnowflakeの管理者権限を持つ担当者であれば、SnowsightのSQL実行画面(Worksheets)から行えます。
MySQL · PostgreSQL · StarRocks : 参照専用roleを作成し、そのroleを付与した専用アカウントで接続します。
BigQuery : 専用のサービスアカウントには、データの参照とクエリ実行の権限だけを付与し、データの変更や削除の権限は付与しない運用を推奨します。
場所:[チャネル設定] - [データソース・分析] - [分析ガイド]
分析ガイドは、データを分析する際に「自社のデータをどのように解釈して分析すべきか」をあらかじめ定義するためのガイドラインです。CoSがデータを分析する前に、まずこのガイドラインを読み、ここに記載されたルールと定義に従って回答を作成します。簡単に言えば、データ分析用のシステムプロンプトです。
正確な分析をするために分析ガイドを作成することをおすすめします。
作成方法:ファイルをアップロードするか、直接作成できます。
複数ファイルに区分:1つの文書に長くまとめて書くのではなく、テーマごとにファイルを分けて管理できます。(例:売上の定義、顧客分析、マーケティングなど)
ファイルの優先順位:複数ファイルの中で
root.mdが最も優先的に適用されるガイドラインです。全体に共通して適用されるビジネスコンテキスト、コアルール、用語をここに記入し、詳細は別のファイルに分けて記入できます。
場所:[チーム] - [ノートブック] - [+ノートブックを追加]
直接SQLを書く必要はありません。AIエージェントのCoSに自然言語で依頼すれば、データの閲覧からチャートの構築まで自動で行ってくれます。
状況に応じて2つのモードを選択できます。
自動承認モード:AIが中間確認なしで最後まで実行します。ノートブックを初めて作るときに、素早くダッシュボードを描くのに適しています。
確認後に実行モード:AIがデータを修正・生成したり、外部データにアクセスするたびに承認リクエストを送信します。すでに作成されたノートブックを修正する際、変更点を1つずつ確認しながら進めることができます。
セルの作成
ノートブックはセル(Cell)というブロックを繋げて作ります。1つのセルがデータの閲覧、分析、可視化、説明の目的となり、複数のセルを積み重ねて1つの分析レポートが完成します。
下部の入力欄の [+] ボタンを押すか、希望するセルタイプのボタンをクリックして追加できます。
目的 | セルタイプ | 役割 |
分析 | SQL | 必要なデータを直接取得するセルです。結果を表で直接見たり、[Chart] セルを使ってチャートに変換し、可視化することもできます。 |
分析 | Python | SQLだけでは表現が難しい複雑な計算や分析に使用します。 |
視覚化 | チャート(Chart) | 分析結果をグラフで描くセルです。 棒・線・円・面積チャートの中から任意のチャートを選び、横軸・縦軸値の設定や、合計・平均・個数の組み合わせを設定できます。 |
視覚化 | テーブル(Table) | データを表にまとめて表示するセルです。1ページに15行ずつ表示し、ページをめくりながら全データを確認できます。 |
視覚化 | マークダウン(Markdown) | チャートの間に文字で説明を付けるセルです。「なぜこの分析をしたのか」「どの点が目立つのか」などのメモを残せば、分析内容を他の人も簡単に理解できます。 |
単一値 | 単一値(Single value) | 主要な数値を強調して表示するセルです。SQL/Pythonの結果から特定の値を抽出し、指標タイトル・数値・前回比の変化量を一目で確認できます。ダッシュボードでKPIを目立たせて配置する際に適しています。
|
条件 | 入力(Inputs) | 分析に使用する条件を管理するセルです。日付・数値・テキストなど7種類のタイプに対応しており、値を変更すると紐づいたセルが自動的に再実行されます。日付範囲をInputsに設定しておけば、コードを修正せずに日付だけを変更して同じ分析を再実行できます。(→詳しくはこちら) |
実行
セルを作成したら、[すべて実行] または各セルごとの [実行] を押してデータを分析したり、チャートを描いたりできます。
エラーの修正
各セルを実行すると、問題が発生したセルがある場合にエラーメッセージが表示されます。 エラーを確認して修正してください。
作成したノートブックをファイルとしてエクスポートする、またはエクスポートしたファイルをインポートし、ノートブックを作成することができます。
エクスポート : エクスポートしたいノートブックを開き、右上の [⋮] - [エクスポート] を選択すると、ノートブックがJSONファイルとして保存されます。
インポート : [チーム] - [ノートブック] - [ノートブックを作成] - [インポート] で、保存していたJSONファイルを選択すると新しいノートブックとして作成します。
右上の [ノートブック/ダッシュボード] ボタンを押すと、修正中のセルを追加・修正したり、レポート形式でプレビューできます。
ノートブック
セルを追加・修正しながら分析を作成していく画面です。AIに質問したり、データを様々見るときに使います。
ダッシュボード
完成したチャートと表のみをまとめて見る画面です。コードや分析プロセスは隠され、結果だけが見えるため、チームや経営陣に共有する際に適しています。
ダッシュボードでは、各セルをドラッグして位置とサイズを調整できます。
分析が完了したら、[パブリッシュ] するとノートブックをチームと共有できます。
ノートブックには分析結果とともに機密データが含まれる可能性があるため、生成時はデフォルトで非公開(Private)状態になります。パブリッシュしたノートブックのリンクを共有する際にアクセス権限を設定できます。
共有リンク
招待されたチームメンバーのみ:デフォルト
すべてのチームメンバー:修正・閲覧から選択して付与
毎日または毎週同じデータを新たに確認したい場合は、パブリッシュされたノートブックにスケジュール(自動実行の予約)を設定しておくことができます。指定した時間になるとノートブックが自動的に実行され、データが常に最新の状態に保たれます。
サイクル設定:日単位または週単位で、どの曜日・何時に実行するかを指定します。
自動リロード:予約時間になると、ノートブック内のすべてのセルが最新データに再実行されます。
スケジュール管理:登録した予約は一覧からいつでも時間や周期を修正したり削除したりできます。
スケジュールはパブリッシュされたノートブックでのみ設定できます。まだパブリッシュされていないノートブックは予約できません。
CoSが自社のチャネルデータをより正確に分析できるよう、完成したノートブックを認証します。認証されたノートブックは検証済みデータに分類され、CoSがデータを分析する際にこのノートブックを参照して分析できるようになります。
設定方法 : ノートブック右上の [⋮] - [認証] をONにします。
パブリッシュされたノートブックのみ認証できます。
[認証] メニューはノートブック作成者とチャネルオーナーにのみ表示されます。
該当のノートブックを [終了] すると、自動的に認証が解除されます。
ノートブックを編集するたびに、変更履歴が自動的に保存されます。誤って内容を変更してしまった場合や、特定の時点のデータをもう一度確認したい場合にご活用ください。
ノートブックを開き、画面上部の [バージョン履歴] メニューを選択してください。
保存されているバージョン一覧から確認したいバージョンを選択すると、その時点の内容を確認できます。
以前のバージョンに戻したい場合は、該当するバージョンを選択し、 [復元] ボタンをクリックしてください。
元に戻す操作を実行すると、その変更の影響を受ける他のセルもあわせて表示されます。復元を実行する前に、どのセルに影響があるかを事前にご確認ください。
よく閲覧するノートブックはお気に入りに登録しておくと、ノートブックが増えてもすぐに確認できます。
お気に入りを登録・解除:ノートブック一覧でノートブック名の横にある(星マーク)アイコンをクリックすることで、登録と解除ができます。
お気に入り登録のノートブックを確認:ノートブック画面の左側サイドバーでお気に入り一覧を確認できます。
ノートブックは、フォルダーにまとめて整理できます。チームやテーマ別に分けておくと、目的のノートブックをより早く見つけられます。
フォルダー作成
[チーム] - [ノートブック] - [フォルダー作成] を選択してフォルダーを作成できます。フォルダーのタイトルは重複できません。すでに存在するタイトルの場合は、別のタイトルで作成します。
ノートブックをフォルダーに移動する
1つずつ移動する:ノートブック一覧で移動したいノートブック右側の [⋮] - [移動] をクリックし、フォルダーを選択の上 [確認] をクリックすると移動できます。
複数を一括で移動する:ノートブック一覧でチェックボックスから選択すると、上部に [アクション] ボタンが表示されます。[移動] をクリックし、移動先のフォルダーを選択すると、一括移動できます。
フォルダーを削除する : 削除するフォルダに含まれるノートブックをすべて別のフォルダまたはホームに移動した後、削除できます。
1つずつ削除する : 削除するフォルダー右側の [⋮] - [削除] をクリックします。
複数を一括で削除する : ノートブック一覧でチェックボックスから複数のフォルダを選択した後、[アクション] をクリックすると一括削除できます。
数値やテキストなど、1つの値だけをわかりやすく表示したいときに使用するセルタイプです。今月の目標コンバージョン率や担当者名など、1つの値を強調して表示したい場合に便利です。
セルを追加する際に、セルタイプ一覧から [単一値] を選択してください。
値を入力すると、そのセルに単一値として表示されます。
入力セルは、分析で使用する条件値を切り出して管理するセルです。値を変更すると紐づいたセルが自動的に再実行されるため、コードを修正しなくても条件だけを変えながら同じ分析を繰り返し実行できます。
入力セルは作成した直後からタイプに応じたデフォルト値が自動的に入力されます。そのため、最初の画面ですぐ結果を確認できます。
共通設定項目
タイプ : 下記の7種類のタイプから選択
変数名 : クエリ・コードでこの値を呼び出す際の名前
ラベル : 画面に表示される名称 / 空欄の場合は変数名を表示
デフォルト値 : セル作成直後に自動的に入力される値
タイプ別設定
タイプ | 説明 | 追加設定項目 |
|---|---|---|
テキスト | 正確な値を検索する際に使用します。 | なし |
数値 | 「売上100万円以上」のように範囲で絞り込む際に使用します。 |
|
日付 | 特定の日付やその週・月を確認する際に使用します。 |
|
ドロップダウン | 国・チームのように、複数の項目から1つだけ選んで確認する際に使用します。 |
|
複数選択 | 複数のチーム・商品を比較する際に使用します。 |
|
スライダー | 「上位10件」のように件数を調整する際に使用します。 |
|
チェックボックス | 「キャンセル注文を含む」のように条件をON・OFFする際に使用します。 |
|
ノートブックに追加したすべてのセルを一覧で確認・管理できます。セルが増えても、目的のセルをすばやく見つけられます。
ノートブックの編集画面で [セル一覧] を選択してください。
一覧から目的のセルを選択すると、そのセルへすぐに移動して編集できます。
ダッシュボードビューでは、タブを使って目的に応じた複数のビューを表示できます。
例)チーム別・期間別にタブを分けることで、目的のデータをすばやく見つけられます。
ノートブックのダッシュボードビュー画面上部で、表示したいタブを選択してください。
タブを追加・名称変更するには、[+] ボタンまたは関連メニューを選択してください。