ファンクラブでマイページをどこまで用意するかの考え方

ファンクラブの運営に合わせて、マイページを設置するかどうか、どこまで手を加えるかを判断できます。

定期購買アプリのマイページは、会員が自分の契約を確認・変更するための画面です。

ファンクラブの会費は、商品を届ける定期購買と違って、会員がマイページで操作する場面がほとんどありません。そのため、会費の管理画面としてわかりやすくできないか、と検討されることがあります。

ただし実際には、マイページに手を加えなくても運用できます。会員からの問い合わせをストア側で受けて対応する形でも、十分に回ります。

さらに、ここで会費に合わせて作り込むと、あとから物販の定期購買を始めたときに合わなくなります。

この記事では、マイページをどこまで用意するかの判断について説明します。

ファンクラブの会費で、会員がマイページを開く場面は主に2つです。

  • 決済方法の変更(カードの有効期限が切れたときなど)

  • 決済失敗で一時停止になった契約の再開

商品の配送がないため、お届け日の変更、スキップ、お届け先の変更といった操作は発生しません。会員が使う機能が限られるため、マイページに大きく手を加える必要はありません。

会員が自分で決済方法の変更や契約の再開を行えるため、ストア側の対応が減ります。基本はこの形をおすすめします。

配送に関する項目が表示されていてわかりにくい場合は、特記事項に補足を記載してください。「会費のご契約では、お届け日やお届け先の設定は使用しません」と書いてあるだけで、会員の迷いが減ります。

マイページは導入時の手順で設置するものなので、設置しないという選択もできます。

会員に一切迷わせたくない場合は、マイページを設置せずに運用できます。

  1. 会員から決済方法を変更したいと問い合わせを受ける

  2. ストア側から決済方法変更リンク付きのメールを送付する

  3. 会員がリンクから決済方法を登録する

会員数が少ないうちや、会員とのやりとりを丁寧にしたい場合に向いています。

ポイント

マイページの導線を置かない場合も、会員番号や有効期限を顧客メタフィールドに保持しておけば、ログイン後のアカウントページに表示できます。会員証のように見せることもできます。

マイページで表示する項目や文言は、定期購買アプリの設定から変更できます。ステップ1で確認した「会員がすること」に合わせて、不要な項目を非表示にしたり、案内を追加したりしてください。

設定できる内容は、こちらのカテゴリの記事を参照してください。

ステップ3の設定で足りない場合は、定期購買アプリのマイページカスタマイズを利用します。ただし、会費に合わせた作り込みは慎重に判断してください。

注意点

今後ファンクラブ内で物販や商品の定期購買を始める可能性があるなら、会費に合わせた作り込みは慎重に検討ください。一般設定では契約の種類による出し分けができないため、条件分岐をマイページのコードに書くことになります。その場合、Enterpriseプランの契約と、ソースコードを自社で保守する体制が必要です。

まずは特記事項欄での案内や、問い合わせでの対応で運用してみてください。会員から実際に困りごとが出てきてから、カスタマイズを検討するほうが無駄になりません。