ファンクラブ運営に使える誕生日メール自動送信

  • 顧客が誕生日を迎えたタイミングで、お祝いメール(誕生日メール)を自動送信する方法がわかる

  • ShopifyのセグメントShopify Flowを組み合わせて、手作業ゼロで毎日自動配信する仕組みを作れる

ファンクラブに限らず、オンラインサロンやリピート通販など、顧客との継続的な関係を大切にするストア全般で利用できます。

誕生日という個人的なタイミングに合わせた自動パーソナライズ施策のため、エンゲージメント向上が期待できます。

メール内容にクーポンや限定コンテンツを組み合わせると、さらに効果的です。

誕生日はロイヤル顧客との関係を深める絶好のタイミングですが、「誰が今日誕生日か」を毎日手作業で確認して個別にメールを送るのは現実的ではありません。

そこで、「本日誕生日の会員」を自動で抽出するセグメントを用意し、顧客がそのセグメントに入った瞬間をトリガーにメールを自動送信すれば、運用の手間なく毎日パーソナライズされた誕生日メールを届けられます。

以下の流れで自動化します。

1.顧客の誕生日情報をメタフィールド(例:Shopify標準の facts.birth_date)で管理する

2.そのメタフィールドをもとに「本日誕生日の会員」を抽出するセグメントを作成する

3.顧客がそのセグメントに追加されたタイミングを、Shopify Flowのトリガーにする

4.Flowのアクションとして、マーケティングメール(誕生日メール)を送信する

このセグメントは「動的セグメント」で、条件に合う顧客が毎日自動的に出入りします。誕生日が来た顧客は当日セグメントに入り、翌日抜けるため、手動で顧客を追加・削除する必要はありません。

送信手段として、メールアプリ(例:無料の Shopify Emailなど(現在は「Shopify Messaging」) と、Shopify Flow アプリをインストールしておきます。

1. 誕生日を保存するメタフィールドを作成する

管理画面 → 設定 → メタフィールドとメタオブジェクト → お客様のメタフィールドの定義 →「定義を追加する」をクリックします。

例:Shopify標準の誕生日メタフィールド facts.birth_date を使う。 標準定義は他アプリとの連携がしやすく、セグメントでの認識も安定しています。

名前フィールドに birth などと入力すると下にサジェスト(クリックできるピル)が表示されるので、それを選ぶと名前・キー・タイプ(日付)が自動入力されます。

独自のキー(例:custom.birthday)で作ることもできます。その場合は**タイプを必ず「日付」**にし、後述のセグメント条件のパスもそのキーに合わせてください。

2. 誕生日を収集する導線を用意する

ストアの状況に合わせて、任意の方法で誕生日を集めます。

例:

  • Shopify Forms(無料):ニュースレター登録フォームやアンケートに誕生日欄を追加し、回答をメタフィールドに保存

  • 会員登録フォーム系アプリ(Helium Customer Fields など):会員登録時に誕生日を入力してもらい、メタフィールドへ同期

  • 手動入力/CSVインポート:既存会員は管理画面から個別入力、または一括インポート

補足:日付に「年」まで含めると「本日の月日と一致」の抽出がやや複雑になります。後述の anniversary() 関数を使えば、年に関係なく月日で判定できます。

3. メール送信の準備をする

Shopify単体にはFlowから送るメール本文がないため、送信手段を用意します。

  • Shopify Email(無料・推奨):インストールすると、Flowに「マーケティングメールを送信」アクションが追加されます。誕生日メールのテンプレートを作成しておきます

  • 外部メールアプリ(Klaviyo など)を既に利用中の場合:そのアプリ側の誕生日自動化フローを利用する方法もあります

4. Shopify Flowアプリをインストールしておく(無料)

顧客 → セグメント → 新規作成、から作成します。

  • セグメント名:本日誕生日ファンクラブ会員

  • 条件(例):anniversary('metafields.facts.birth_date') = today

  (本日が誕生日の顧客が自動的に該当します)

  1. トリガー:顧客がセグメントに参加(Customer joined segment / 対象:本日誕生日ファンクラブ会員)

  2. アクション:マーケティングメールを送信(Shopify Emailの誕生日メール)

Shopify Flowには「顧客のお誕生日をお祝い」という公式テンプレートも用意されています。

フロー図:

本日誕生日.flow
1.2KB

※本記事はShopify Flowを使った活用アイデアの一例です。詳しい仕様や操作方法はShopifyサポートへご確認ください。

  • セグメントの評価・反映タイミングにより、送信まで多少時差が生じる場合があります

  • 誕生日メタフィールドが未登録の顧客はセグメントに入らないため、会員登録時など早い段階で誕生日を取得する導線を用意しておくと対象を最大化できます

  • メールはメール配信に同意している顧客のみに送信されます

  • メール内容にクーポンや限定コンテンツを組み合わせると、エンゲージメント向上が期待できます